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翌朝。
学校に着いて 鞄を机に置く。

「おはよー A」
「おはよ 裕ちゃん」
早速挨拶してきたのは 友達の裕ちゃんこと橋田祐奈。

何かめっちゃニヤニヤしてる。
「何か良いことあった?」
「あ 分かる?」
「んなニヤニヤしてたら分かるよ」

ふふん と鼻を鳴らした裕ちゃんは腰に手を当ててドヤ顔をした。
「彼氏ができました」

「え?」
「昨日告白してさー!OKもらったの!」
まあ 裕ちゃん可愛いもんね。

「おめでとー。せいぜい別れないよーに」
「ヒドッ!けど もー舞い上がっちゃってさー!」

キャーと 頬を赤らませて照れる裕ちゃんはめちゃくちゃ可愛い。

「Aはそーいう人いないの?」
「ん?」
「いたら応援したげるしさ!」

うわぁお テンション高...。

「池宮にそんな奴いねーだろ」
後ろの席の男子が茶化してくる。

「うるさい アホ」
パシンと頭を叩く。

「で?A いないの?いるの?」
目を輝かせて ズイっと顔を引き寄せられる。

「んー ビミョー」

ユキのことはまだ分からない。

はっきり言って 私は恋というものが分からない。
恋なんかしたことないしね。

「何それー」
「いないんじゃない?」
「曖昧じゃん!」
「てか 裕ちゃん可愛いー」

と 裕ちゃんに抱きつく。

「Aの方が可愛いー!」
と 抱きつき返される。

「私が裕ちゃんを彼氏から奪ってやるー」
「ダメだよー 私は一筋だし」

ギュゥゥと 抱き合っていると 後ろの男子に頭を叩かれる。

「アホか。もうHR始まんぞ」
「うあー ホントだ。裕ちゃんせいぜいお幸せにー」
「ありがとねっ!」

裕ちゃんは 可愛い。
とにかく可愛い。
ふわふわの髪に パッチリな大きな瞳。
女子力あるし 何でもできる。
裕ちゃんみたいな子になりたかった。

「良いな」
ふと呟いた一言は 誰にも聞こえなかっただろう。

HRの始まりを告げるチャイムと同時に 先生が教室に入ってきた。

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設定タグ:黒子のバスケ , 黒バス , 海常   
作品ジャンル:アニメ
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臨華(プロフ) - 桜星さん» それじゃあこれからよろしくです!  はい、わかりました!!オヤスミなさい! (2013年1月13日 23時) (レス) id: da9f644a4f (このIDを非表示/違反報告)
桜星(プロフ) - 臨華さん» おおおおっ!バッチこいです!あ けど今日はもうパソ触れないので… (2013年1月13日 23時) (レス) id: 08730d6641 (このIDを非表示/違反報告)
臨華(プロフ) - 桜星さん» ヤッバ…ヤバイです…それwww  あ、友希してもいいですか? (2013年1月13日 20時) (レス) id: da9f644a4f (このIDを非表示/違反報告)
桜星(プロフ) - 臨華さん» 黒子のバスケ都市伝説ww (2013年1月13日 19時) (レス) id: 47a490533e (このIDを非表示/違反報告)
臨華(プロフ) - 桜星さん» うっ、怖いです!!もの凄く怖いです!!  もう一種の都市伝説になってもおかしくないと思います!!! (2013年1月13日 15時) (レス) id: da9f644a4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜星 | 作成日時:2012年12月30日 19時

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