第九七話【織姫 璃皇】 ページ48
アナウンスを聞きながら、どうしようもないどす黒い感情が胸の中を埋め尽くしていく。
「…俺、は……何のために…命を…」
隣にいるはずのヨミの姿も見えない。
「俺は…憎い…」
その時
―あははははっ!璃皇、よぉやく気付いてくれたんだぁ!!あ〜あっ!ボクは言ったのにさ
……僕が×んだあの日に、人間なんて醜いだけだって!!!
ぼうっとした頭で考える
「…?お前の口癖はどうした…?」
―え〜!それは、璃皇が自分のことが空っぽだって自覚してもらうために言ってただけだよぉ!あははははっ!!
……今、なんて言ったんだ…?
俺が空っぽ?…いや、その前に、織姫が×んだ日って…
―じゃ〜あ、思い出してよ…外の世界のことを…ボクのことをさ!!
「…!!!覚えて…ない」
「?ヒメちゃん?」
ざわつく心が五感の全てを奪う…聞こえるのは織姫の声だけ
―…むぅう…じゃあ、ボクの記憶を見せたげる…
思い出して、ボクのこと…なんで表裏一体なのか
視界が真っ白に染まった―。
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周(プロフ) - 続編いきます (2016年10月14日 10時) (レス) id: f9682346d9 (このIDを非表示/違反報告)
周(プロフ) - 終わりましたぁ (2016年10月11日 0時) (レス) id: f9682346d9 (このIDを非表示/違反報告)
周(プロフ) - 更新しませう (2016年10月10日 23時) (レス) id: f9682346d9 (このIDを非表示/違反報告)
影谷クロ(プロフ) - どなたでもいいのでパスを教えて下さい (2016年7月27日 23時) (レス) id: a8d74e6ef2 (このIDを非表示/違反報告)
璃音(プロフ) - 終わり (2016年6月23日 9時) (レス) id: f448c03481 (このIDを非表示/違反報告)
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