２５/sideO ページ25
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一昨日松本に昔のカズの事を聞いた
相葉の笑顔と似ていたか…
その笑顔が見たいと思うのがなぜなのかは分からないけど
なんかアイツはほっとけないんだよね…
このままだといつかアイツ壊れちゃう気がすんだ
「ねぇ、カズ…」
Fクラスの奴がいるから表情を『会長』から変えずに俺を見つめているカズ
「大野先輩…今は彼らが」
そう言って困った表情を見せるけどさ、今お前が思ってる事ぐらい分かるよ？
「俺も事件の策一緒に考えるから、翔くんとこで待ってる」
そう言って最後にコイツのおでこにデコピン一撃くらわせ会長室を出た
予想外の事があった瞬間に見せる反応と表情だけは本物だから
もっと表に出させた方がいいよね
カズが俺の前に現れるまでつまらなかった毎日…
あいつを見た瞬間感じたものに興味がでて変わった日常
俺にとっては大きな事だったんだよ
「翔くんいる〜？」
「うわっ智くんか…」
ノックをしないで入ったからヘタレな副会長様は驚いた表情
「そんなに驚いて、なんか怪しい事でもしてたの？」
「してないよ！智くんが急に入って来たから…」
「ごめんごめん」
適当に謝ってソファーに座る
改めて思えば、俺もカズにしか見せない自分があるな…
「で、どうしたの？珍しいよねここに来るの」
確かにこの部屋は久しぶりだなぁ…会長室の隣にある生徒会役員室
「ん〜カズを襲おうと思って会長室にいったら邪魔者がいてだからこっちに来た
それと俺もくだらないことをするネズミさん達を捕まえる策、一緒に考えようと思ってね」
「智くんが風紀の仕事を自分からするなんてっ！」
案外失礼な事を言ってくれるね、この副会長様は
「今日こそは聞こうかな…よく智くんニノの事襲うとか言ってるけど
そっそういう関係だったりするの二人って…？
あっ俺は全然いいと思うよ！うん、性別なんて関係ないよ」
顔を真っ赤にしてベラベラしゃべってる翔くんが面白すぎ
「さぁ〜どうだろうね？」
「大野先輩…翔ちゃんが誤解するような事言わないで下さい」
あっ面白かったのに会長様のお出ましだ…
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