早く捨ててくれください

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「…ちなみにどんなことが出来るんだ？」

『どんなこと…ですか？』

「あー例えばだな俺は化狸だろ？

　だから……」ﾎﾞﾝｯ

隠神さんは指を鉄砲の形にすると銃が出てきた

「こう言うことが出来るだろ？だからお前はどんなことが出来るんだ？」


『わ、私はですねぇ…』


それから自分のできることを話した

傷を治すことが出来ると言うと目を丸くしていた



「おお、すごいな！傷を治すのはここにはいなかったからな

　これからよろしくな、A」

『…！はいっ！！』





「ﾊｯ、紺は夏羽の首を取りに来たのだった



　首！！！」


そう言うと紺ちゃんは夏羽くん目掛けて跳んでいく


「待て、まてまてまてまて」

隠神さんは慌てて紺ちゃんを止める

「やっぱヤベーよこいつ！やっつけちまおうぜ隠神さん」

「やっつけちまうってもねぇ…

　




　テーブルの上に立つなんて行儀の悪い子だな

　飯生に怒られるぞ」


「！」


「食べた後は『ごちそうさま』だろ？」


「ご…ごちそうさま」


「後片付けも自分でするんだ」


「わかった」ｽﾀｽﾀ




「そっちが可燃ゴミ、これが資源ゴミ」

夏羽くんがゴミをどこに入れるか教えてる……


「すげぇ頭弱いな、あいつ」

『隠神さん扱いうますぎ……』

「素直ないい子だ」



ｶﾗﾝｶﾗﾝ

「ん？」

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