捨ててくれたけど狐が狸の所にいていいんですか？ (ページ3)

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【「こちらへどうぞ」】

そう言うと女の人は奥にある扉を開けた

暗っ

【「ここは…？真っ暗ですが…」】

【「従業員のお悩み相談室ですのよ

　あなたのようにお仕事に疲れてしまった方を癒すお部屋ですの。さあ奥へどうぞ

　明かりを点けますわ」】ﾊﾟﾁｯ

【「え…」】

「「「『‼‼』」」」

明かりをつけると男の人の目の前には顔が蚊の様になっている人がいた

【「ﾁｭｳﾁｭｯﾁｭｳｳｳーｯﾁｭｯ」】

『…いぎいいいいいやあああああああああああ』←小声

なんと蚊は男の人の耳に針を貫かせなんか吸っていた

…無理無理無理無理。虫苦手なわけじゃないけどアレは生理的に無理

【「あっ…あっ…あ……」】ﾄﾞｻｯ

蚊は吸うのを止めると男の人は倒れた

【「ふ～……脳みそ、うまあ～っ」】

さっきの蚊だった顔は普通の人の顔に戻っていた

脳みそうまとは

【「ムカツク……あたしは今日一吸いもできてないってのにさー」】

さっきの女の人と顔が蚊の人とその他にもう一人女がいた

【「ケンカしないの、順番よ。明日一番はあなたにあげるわ」】

いやどんな話してんねん

【「ちょっとだけ吸っちゃだめ？」】

【「絶対ダメ、これ以上やったら死ぬよ」】

だからどんな話してんねん

蚊が顔の人と他一人がそんな話しているともう一人は電話し始めた

【「社長」】

【ーーーー】

何を喋っているかはよく聞こえなかった

【「おっしゃる通りですわ。でもご安心くださいませ

　いつものように(・・・・・・・)誠心誠心お話しましたらわかってもらえましたの

　彼はもう大丈夫ですわ」】

【ーーーー】

【「とんでもありませんわ。社長の信念''人は心''。私達は部下にそれを説いているだけですもの」】

ﾑｸｯ

【「あ…」】

【「起きたー」】

男の人が急に起きた

【「はいはいおつかれーっ」】

【「引き続きがんばってくださーい」】

男の人は部屋から出てきてそのままさっき働いていた所に戻っていった