強者と弱者【月影澪】 ページ3
今日は芽歌学園、別名階級学園の入学式。
風が程よく吹いていて道端の桜を散らしては舞わせて。
まさに入学式にピッタリな天気。
そんな空の下、校舎へと続く道を俺とゼロで進み歩く。
俺達を見るとすぐさま道を開け俺達はレジェンド様のために道を開け歩いてく。
そう、この学校が階級学園と呼ばれる理由は弱き者は強者を称え強き者は弱者を従わせる。
そんな学園であるからだ。
まさに弱肉強食の世界を思わせる。
そんな所だ。
そう思いながら、俺は妹のゼロと共に歩みを進める。
俺達は幸いプラチナのランクであり、いじめの対象にはなりにくい。
レジェンド様方の気が変わらなければ、な。
すると、ある光景が目に止まる。
そう、庶民の奴がシルバー階級の奴に刃向かっている光景だ。
この学園では、下の階級の者が上の階級の者に刃向かうと即退学となる。
アイツも退学となるんだな。
ふと隣を見るとゼロがその光景を見ていた。
このまま見ると遅刻になるかもしれないから、そんなゼロに声をかける。
「ゼロ、俺は先に行くぜ?」
「!僕も行く」
声をかけるとゼロはハッとして俺の後を追ってくる。
「また退学者が増えたな〜」
っと呑気そうに言うと、どーでもいいような顔をして「そうだね」と言葉を放った。
そんなゼロと一緒に遅刻しないよう校舎へと向かった。
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…*☆紫猫姫☆*…(プロフ) - 更新しました (2019年11月30日 22時) (レス) id: cb224af594 (このIDを非表示/違反報告)
…*☆紫猫姫☆*…(プロフ) - 更新します (2019年11月30日 22時) (レス) id: cb224af594 (このIDを非表示/違反報告)
86(ハチロク)(プロフ) - 更新しました。 (2019年11月6日 19時) (レス) id: b1210a8af9 (このIDを非表示/違反報告)
86(ハチロク)(プロフ) - 更新します。 (2019年11月6日 17時) (レス) id: b1210a8af9 (このIDを非表示/違反報告)
…*☆紫猫姫☆*…(プロフ) - 更新します (2019年11月4日 21時) (レス) id: cb224af594 (このIDを非表示/違反報告)
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