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「あ、兄さん？今大丈夫？」
『ああ、大丈夫だよ。練習終わり？お疲れ様』
練習後、Aは人気の無い場所で悠と電話をしていた。
「聞いて兄さん！今、福岡の陽花戸中に居るんだけどさ、勇気がいたの！」
『勇気が？偶然だね』
「でも彼奴、ＭＦじゃなくてＧＫに転向してたんだよ！？兄さんを裏切って円堂さんに乗り換えてたんだよ！？浮気者だーっ！」
『いいじゃないか、人はそういうものだって。Aだって、好きなものがコロコロ変わったりするだろ？それと一緒だって』
「･･･うー」
Aは悠に、立向居と再開したこと、ＭＦからＧＫに転向したことを伝える。
悠はAの言葉に、Aが納得できるような言葉を混ぜながら話す。
渋々だが、Aも理解したようだ。
「あ、でも彼奴の才能は健在だったよ」
『ああ、見ただけで身につけるとんでもない才能ね。もしかして、円堂君の技を身につけていたのかな？』
「あったり兄さん！“ゴットハンド”を身につけてたよ」
『へぇ〜。“ゴットハンド”っていう技はテレビで見たことあるけど、難しそうだよね。流石だな』
「あと、勇気に“ホーリードライブ”止められちゃった」
えへへ、とAが笑った。
『それほど、完成度が高い技、ってことか･･･。俺も挑戦してみたいな、“ゴットハンド”っていう技に』
「･･･体調はどうなの？」
『何ともないよ。この調子なら退院も近いかも」
「！ほんとっ！？」
『ああ、本当』
悠の言葉にAは分かりやすく表情が明るくなる。
「Aー？何処にいるのー？」
「あ、春奈の声だ･･･」
『お友達？』
「うん！呼ばれてるから切るね、また明日、電話するよ」
『ちゃんと休むんだよ？』
「分かってるってば。お休み、兄さん」
『お休み、A』
そう言って、通話が終了した。
Aは携帯を直すと、春奈の呼び声を頼りに歩く。
「ごめん春奈！電話してた」
「あ、そうだったの？ごめんなさい、邪魔して」
「大丈夫。お腹すいたし、早く行こっ！」
Aと春奈は、二人並んで歩いて行った。
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恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» ありがとうございます…！ 中々更新に手が回らず、ずっと下書き状態で止まってるものばかりですが、作ったからには完結させたいと思っていますので、お時間あるときに覗きに来ていただければと思います！ (2023年3月12日 15時) (
レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
死神瞳羽(プロフ) - 恵野さん» 他の作品も楽しみに待ってますね！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: dad027b2bd (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» キャラの特徴掴めてましたか…！？ 所々こんな一面もありそうだなっていう想像や捏造がほとんどでしたが、違和感なく思えていただいてたみたいでよかったです！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
死神瞳羽(プロフ) - 恵野さん» いえいえ、恵野さんが作る作品は、面白いところもあるしキャラもちゃんと掴めているので見ていて、尊敬できます！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: dad027b2bd (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» まだまだ拙い部分がありますが、そう言って頂けるとは感無量です泣 (2023年3月12日 15時) (レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年8月25日 19時
