153 過去編 ページ3
僕と剛兄さんが必殺技を使ったのを見て、皆感化されたのか兄さんに必殺技を教えてくれ！とせがんで来るらしい。
家で兄さんがメニューを書いているのであろう紙を持って頭を抱えているのを何度見たか･･･。
『A〜お兄ちゃんを助けてくれ〜』
どうやらかなり参っているみたい。
兄さんに呼ばれたので、兄さんの部屋に入る。
『見ている側だけじゃ情報量が少なくてさ。練習している側の目線も色々聞きたいな、キャプテン？』
『うっ･･･。わかったよ』
兄さんの机の上に沢山散乱した紙。
その紙には、一人一人のステータス、良い点、悪い点など、細かく書かれていた。
『必殺技のヒント･･･？』
『ん？ああ、それ？皆それぞれ動きに特徴があるのさ。その特徴を生かして必殺技を生み出せないかなって考えているんだよ』
やっぱり兄さんは凄いや。
僕なんかそう言うの思いつかないよ･･･。
兄さんに尋ねられた事を、僕が見たままの事実を伝える。
『･･･よしっ』
兄さんはその声と共に指で回していたペンを机に置く。
『次は･･･連携必殺技を考えよう』
『えぇ･･･まだ考えるの？もう眠たいよ･･･』
『そう言わずにさ〜。俺、Aとの連携必殺シュート打ってみたいんだけど･･･』
『やる！！考えよっ！！』
兄さんとの連携シュート打ってみたかったんだ！！
『お、おぉ･･･。じゃあ、考えようか』
兄さんちょっと引いてたな･･･。
あ、そういえば･･･。
『兄さんが必殺技を使っている所、見たことないなぁ･･･』
『あれ、そうだったかな？今度見せてあげるよ』
兄さんが必殺技の大まかな説明を始める。
まず最初に二人でボールを上に蹴り上げて･･･。と、兄さんが必殺技のイメージを紙に図を書きながら説明する。
必殺技の名前は『ツイン・エンジェル』
闇の天使と光の天使のパワーでボールを蹴るらしい。
闇の天使は兄さんで、僕は光の天使だ、そうだ。
二人同時に上へ蹴り上げ、先に兄さんがボールを蹴り、次に蹴ったボールを僕が追い、打つと言う流れ。
これ、かなり･･･いや。超難しい奴だ！！
連携シュートってだけでも難しいのに、打ったボールを追いかける？出来るかな･･･。
『まあこれは俺の願望なんだけど･･･ね』
兄さんが困った顔で『難しいよね』と言った。
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恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» ありがとうございます…！ 中々更新に手が回らず、ずっと下書き状態で止まってるものばかりですが、作ったからには完結させたいと思っていますので、お時間あるときに覗きに来ていただければと思います！ (2023年3月12日 15時) (
レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
死神瞳羽(プロフ) - 恵野さん» 他の作品も楽しみに待ってますね！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: dad027b2bd (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» キャラの特徴掴めてましたか…！？ 所々こんな一面もありそうだなっていう想像や捏造がほとんどでしたが、違和感なく思えていただいてたみたいでよかったです！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
死神瞳羽(プロフ) - 恵野さん» いえいえ、恵野さんが作る作品は、面白いところもあるしキャラもちゃんと掴めているので見ていて、尊敬できます！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: dad027b2bd (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» まだまだ拙い部分がありますが、そう言って頂けるとは感無量です泣 (2023年3月12日 15時) (レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年8月25日 19時
