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「沖縄出身に見えないっす･･･」
「なんで？」
壁山の声に僕はそう言った。
「沖縄なら、普通肌黒だろ」
「偏見はよくないぞ、小暮」
小暮の声に僕はそう答えた。
確かに、僕の肌は沖縄出身にしては白い方だ。
「でも、少しくらいは焼け跡とか残りそうだけど･･･」
「僕、日に当たっても焼けないんだよねー。日に当たりすぎると肌が赤くなっちゃうけど、次の日には何ともなかったように元通りになっちゃうんだよね〜」
「羨ましい体質ですこと」
春奈の疑問に僕が答えた後、夏未先輩がぼそっとそう言った。聞こえてますよ？
因みに僕が、服の中にアンダーウェアを着用しているのは少しでも肌の露出を抑えるためだ。
「あ！そうだ！皆に合わせたい人がいるんです！」
「合わせたい人？」
「はい！」
僕の声に円堂さんが反応する。
「僕が作ったチームと試合したくないですか？」
「Aが作った･･･チーム！？」
円堂さんの叫び声の後に、周りも声をあげる。
「はっきり言って･･･、強いよ。いい練習相手になると思うけど･･･」
「どうかな、瞳子姉さん」と僕は、瞳子姉さんの方を振り返って言った。
瞳子姉さんは無表情で僕を見つめる。
「･･･時間があれば考えるわ」
「えへへっ！考えておいてね！」
瞳子姉さんはそれだけ言うと、何処かへ行ってしまった。
「沖縄出身なら、何か思い当たることとかないのか？」
「ないですよ。初耳ですし」
鬼道さんがそう聞いてきたので、僕はそう答えた。
「･･･いるといいですね、豪炎寺さん」
「ああ」
円堂さんが瞳子姉さんに必死に何かを言っているのを見ながら、鬼道さんにそう言った。
きっと、円堂さんは豪炎寺さんが沖縄にいることを信じているんだ。
僕も豪炎寺さんに会いたい。
キャラバンに乗ったときにいなかったから、不思議だったのだ。
それに、あの人と戦ってみたかったんだ。同じ『ストライカー』と呼ばれる同士で。
「･･･沖縄に帰れるのは嬉しいけど･･･。でも、嫌だな〜」
「矛盾してるぞ」
「･･･行くのは嬉しいけど、それまでの道のりが･･･」
「道のり？」
土門さんと一之瀬さんが僕の言葉に反応する。
「･･･まあ、その日になったら分かりますよ」
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恵野(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» コメントありがとうございます。私の気分で更新するかしないかが決まってしまうのですが…汗 ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - すごく面白いです！これからも、無理せず頑張ってください！^^* (2020年3月11日 21時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 聖ニャンさん» コメント遅くなりすみません…！汗 励みになります！ありがとうございます嬉涙 (2020年1月16日 17時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
聖ニャン(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年12月24日 23時) (レス) id: 69449d120b (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 水琴さん» コメントありがとうございます。更新は不定期ですが、宜しくお願いします！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年11月4日 12時
