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*No side.
「Aが作ったチーム、か」
そう呟いたのは豪炎寺だ。
その視線は、雷門イレブンに背を向けてチームメイトと話すAだ。
「エイリア学園のボールを止めるGK…。そして、」
「翠の事か?」
「ああ。彼奴のうったボールの威力は中々のものだった」
鬼道は翠と剛の実力を評価しているようだ。
鬼道の視線の先を見て、綱海も会話に入ってくる。
「前にAが、彼奴と綱海は従兄弟だ、って言ってたけど本当なのか？」
「そうだぜ。俺とAは翠を通して知り合ったからな！」
塔子の質問に、綱海はそう返した。
「なら、少しくらいサッカーかじってたんじゃ…？」
「いや、俺と翠は会ったらサーフィンばっかしてたから。俺、言われるまで彼奴がサッカーできるの知らなかったし」
その言葉を聞いて、塔子はジト目で綱海を見る。
当の本人は大声で笑っている。
「『交流試合のつもりで』って言われたけど…」
「ただ者ではない雰囲気がすごいな…」
一之瀬と土門がそう呟く。
「そうなん？うちにはそー見えへんけど」
「昨日見たあの二人と、Aさんの実力は本物だ。それがあのチームの基準なのだとするなら…」
「相当なやり手だろうな」
リカの質問に、一之瀬、土門の順に答える。
「えー！どんなプレイなのか、教えてくれねーのか！？」
「それだと、向こうが可哀想だ」
「なんでー？」
真太郎の叫びにAがそう返す。
Aの言葉に疑問の声を空があげる。
「Aちゃんは雷門イレブンにいたから当然、どんなプレイをするのかわかる。けど、向こうは俺たちのプレイスタイルは知らない。だからじゃないかな？」
「なるほどー！」
「正解、剛兄さん」
剛の言葉に空が納得し、耳に入ったAが剛にそう返した。
「公平に、って事？」
「そう言うこと」
「Aのケチーっ」
「ケチで結構。交流試合なんだからいいじゃないか」
颯太の言葉にAはそう答えた。
その後に真太郎が文句を言うが、Aは聞く耳持たず。
昔はすぐに言い争いが起こっていたのに、Aが少し大人になったようだ。
「皆、ちゃんとやってた？」
「勿論。俺は毎日こなしてたよ」
「まあ、いつも通りに」
Aの言葉に萄と修仁が答える。
Aの言葉の意味を、全員理解出来ているようだ。
「…なら、いつも通りでいこう」
Aの言葉にチームは同時に返事をした。
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恵野(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» コメントありがとうございます。私の気分で更新するかしないかが決まってしまうのですが…汗 ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - すごく面白いです！これからも、無理せず頑張ってください！^^* (2020年3月11日 21時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 聖ニャンさん» コメント遅くなりすみません…！汗 励みになります！ありがとうございます嬉涙 (2020年1月16日 17時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
聖ニャン(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年12月24日 23時) (レス) id: 69449d120b (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 水琴さん» コメントありがとうございます。更新は不定期ですが、宜しくお願いします！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年11月4日 12時
