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「お帰り、豪炎寺！」
円堂さんが、一人離れた場所に立つ豪炎寺さんにそう言った。
皆が豪炎寺さんに声を掛ける。
「お帰りなさい、豪炎寺君」
瞳子姉さんの声に、皆が笑顔になる。
と、その雰囲気を壊したのは＿＿＿
「ありがとうございました！」
瞳子姉さんに向かって綺麗なお辞儀をし、お礼を言った豪炎寺さんだった。
「あの時、監督が行かせてくれなかったら…。俺は彼奴らの仲間に引き込まれていたかも知れません」
「さあ、何の事かしら」
豪炎寺さんの言葉に瞳子姉さんはそう答えた。
僕には分からない話だろう。
なんせ、僕がキャラバンに入ったときには豪炎寺さんはいなかったのだから。
「彼奴らって…？」
「そいつは俺が説明しよう」
一之瀬さんの疑問の言葉に、後ろからそう答えた人が。
その声には聞き覚えがあった。
「刑事さん！」
円堂さんがそう呼んだ。
声がした方を見れば、刑事さん…鬼瓦のおっちゃんがこちらへ歩いて来ていた。
その後ろには雷ちゃんもいる。
豪炎寺さんは妹さんが人質にされていて、エイリア学園に入れと脅されていたらしい。
誰にも言うことが出来ず、チームを離れるしかなかったらしい。
そして、妹さんの安全を確保できるまで、豪炎寺さんは雷ちゃんの元へ隠されていたらしい。
「…治兄さん、ふーすけ…」
その会話は耳に入っても、頭の中には残らなかった。
何よりも、僕は先程の出来事が頭から離れなくて。
『…私は大丈夫だから』
『私はマスターランクチーム『ダイヤモンドダスト』を率いる『ガゼル』』
「…っ」
頭が痛い。
…あーあ。僕けっこう精神やられてるな。
今の自分に笑えてくる。
「A」
「…豪炎寺、さん」
僕の名前が近くで呼ばれる。
顔を上げると目の前には豪炎寺さんが。
「“シャイニングストーム”」
「“シャイニングストーム”…？」
「俺とAが打った連携必殺シュートの名前だ。…どうだ？」
どうやら、先程の試合で打ったシュートの名前について豪炎寺さんは話しかけてきたらしい。
「いいんじゃないですか？僕、ネーミングセンスないんで、豪炎寺さんがそれでいいならその名前にしましょう」
僕はその言葉に頷く。
「…それより、あそこにいるのはお前のチームメイトじゃないか？」
「…え？」
豪炎寺さんの目線の方へ目を向けると、そこには僕のチームメイトがいた。
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恵野(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» コメントありがとうございます。私の気分で更新するかしないかが決まってしまうのですが…汗 ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - すごく面白いです！これからも、無理せず頑張ってください！^^* (2020年3月11日 21時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 聖ニャンさん» コメント遅くなりすみません…！汗 励みになります！ありがとうございます嬉涙 (2020年1月16日 17時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
聖ニャン(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年12月24日 23時) (レス) id: 69449d120b (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 水琴さん» コメントありがとうございます。更新は不定期ですが、宜しくお願いします！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年11月4日 12時
