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私は部屋に一人で入室させられた。
耳に付けた通信機からいろんな声が聞こえてくる。
「トリオン消費の設定、完了しました」
「では、始めてくれ」
城戸さんが開始の合図を出す。
「(黒トリガー・・・いつも使っているトリガーと同じならば、使い方も同じ・・・?)」
片耳にかかる重み・・・黒トリガーに指先を添える。
「力を貸して、兄さん・・・!」
「!?」
急に立ちくらみに襲われ、身体が安定しない。
「(どうして・・・?上手く立てない・・・!)」
身体が倒れていく浮遊感。近づいてくる床。
そして、倒れたことで体中に走る痛み。
「A!」
忍田さんが私の名前を呼ぶ声が、通信越しに聞こえる。
そのまま私の意識は真っ暗になった。
・
「(体調が優れなかったのか・・・?それとも、香薫のことがまだ抜けきっていなかったか・・・?)」
忍田は画面を見る
画面に映し出されている映像は倒れたAの回収のために係員数名が部屋に入っている光景だ
「何故だ・・・。何故、実の妹を拒絶する」
ぼそりと城戸が言った。
「設定にミスはないのか!?」
「はい、確認しましたが、何処にも異常は何処にも・・・」
忍田がミスがないか確認するために係員に聞き、係員が返答している途中
「うわああああああ!?」
突然、叫び声が響き渡る
その叫び声を最後に画面は砂嵐へと変わる
「・・・何が起こっているんだ」
忍田は砂嵐を映し出す画面を見つめながら静かに呟いた
・
とある係員の証言
「Aさん!!聞こえますか!?・・・!?」
倒れたAさんを回収するために部屋に入り、自分ともう一人の係員が彼女の近くまで駆け寄りました
彼女の様態を確認しようと身体に触れようとした時でした
彼女の身体から雷が発生したんです・・・!
その雷が周りの係員の身体を貫通して・・・
係員はもしものために全員トリオン体だったので怪我人はいませんでしたが・・・
倒れていたAさんが起き上がったんです!
ですが、自分も数秒もせずにその雷が貫通して緊急脱出しました・・・
すごく怖かったです・・・
碧色の瞳に見つめられて、身体が金縛りにあったように動けませんでした・・・
・・・あれ?
そういえば、Aさんの瞳の色って、碧色でしたっけ・・・?
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恵野(プロフ) - functionさん» コメントありがとうございます!あ、アドバイスですか!?原作の設定をしっかり理解出来ているなら、大丈夫だと思いますよ!差し支えなければ、貴方様の作品を見に行かせて頂いてもよろしいでしょうか?陰ながら応援してます! (2020年5月24日 17時) (レス) id: d3fd993259 (このIDを非表示/違反報告)
function - とてもおもしろいです!引き込まれます♪私もワートリの二次創作小説を書いているのですが、何かアドバイスいただけないでしょうか。 (2020年5月24日 17時) (レス) id: a26c61826f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恵野 | 作成日時:2019年3月3日 19時