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落ち着きが戻ってきて、普通に学校に登校したりと、普段通りの生活を送っていた。

そして、ボーダーに入隊してくれた人がいたので、お陰で指導に回るはめに。




「こらA!!サボるなんていい度胸じゃない!!」

「え〜、だって〜」




私の座っている後ろから声が聞こえる。

この声は、桐絵か。

後ろを振り返ると___




「げっ、迅さん」

「はぁ?迅じゃないわよ」

「え、じゃあ誰?」




桐絵の隣に迅さんがいたので逃げようとしたら、桐絵が違うと言うのでもう一度見てみる。

・・・よく見たら迅さんじゃない。




「紹介するわ。従兄妹の『嵐山准』よ」





桐絵の従兄弟・・・?

まあでも、よく見れば似ている気がする・・・。

自己紹介しようと、立ち上がって桐絵達の前に立つ。




「AAです。宜しくお願いします、嵐山さん」

「ああ、宜しくな!」




迅さんと比べるなんてとても出来ない。

爽やかだ・・・!爽やかすぎて、私には眩しい・・・!

ガクッと膝をつくと、「大丈夫か!?」と駆け寄ってくれる。優しい。




「気にしなくていいわよ准、Aは准の眩しさに目を眩んでいるだけだから」

「そ、そうなのか?」




き、桐絵、相変わらず私に厳しい・・・。

まあでも、女の子で年が近いし、付き合いは長い。

その雑な扱いは、私を信用している証拠でもある・・・はず。




「あ、あの嵐山さん、お聞きしたいことが・・・」

「ん?何だ?」

「あのー、誰かに似ている、って言われません?」




桐絵は私の尋ねている内容が分かったようだ。流石、分かりやすい子。




「俺のことだろ、Aちゃん?」




後ろから誰かに抱きつかれる。

声で分かる。迅さんだ。

私は首に回された腕を何とかしようと抵抗する。




「迅じゃないか!お前もここにいたのか!」

「よっ、嵐山」

「よっ、じゃない・・・!離せっ、変態」




私を放って雑談するな、この・・・!

鳩尾に向かって思いっきり肘をぶつけてみるが反応がない。何でだ・・・?




「残念だったな、Aちゃん。今“トリオン体”なんだ」

「はぁ!?」




よく見れば隊服だ。くそぅ・・・!




「迅、嫌がっているんじゃないのか?」

「大丈夫、照れているだけだから」




照れてないっての!!

そうか!じゃないですよ嵐山さん!!納得しないで!!



てか桐絵、何処に行ったの!?

もう誰でもいいから助けてええええ!!!

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恵野(プロフ) - functionさん» コメントありがとうございます!あ、アドバイスですか!?原作の設定をしっかり理解出来ているなら、大丈夫だと思いますよ!差し支えなければ、貴方様の作品を見に行かせて頂いてもよろしいでしょうか?陰ながら応援してます! (2020年5月24日 17時) (レス) id: d3fd993259 (このIDを非表示/違反報告)
function - とてもおもしろいです!引き込まれます♪私もワートリの二次創作小説を書いているのですが、何かアドバイスいただけないでしょうか。 (2020年5月24日 17時) (レス) id: a26c61826f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:恵野 | 作成日時:2019年3月3日 19時

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