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視界が明るくなる。
『・・・お願い、兄さん。私に応えて・・・!』
可愛い妹のお願いを聞かないわけないだろ?
「当たり前だろ、A」
聞こえたかな、俺の声。
少し、
換装時、意識が交代してしまうのは、俺の魂が黒トリガーに“封印されている”から。
そして、俺の魂が封印されてしまったのは、作成したときの状態が恐らく関係している。
このトリガーの性能も。
黒トリガーを作るのに必要なのは作成者側の命とトリオン。
それを全て注ぎ込んでも作れるかは運がつく。
俺が生前、最上さんに聞いた話だ。
どうやら俺はトリオン量がかなり多いらしく、
そのお陰で、作成に成功したのか?
魂が封印されたことで、生きている感覚ではあるけれども、俺の身体は黒トリガーだ。死んでいることに変わりない。
だから、俺という存在を見せるわけにはいかない。
「・・・聞こえるか、A」
この声、きどっちだな。
「・・・はい」
返事をすれば聞こえたようで、通信越しからいろんな声が聞こえる。
・・・これは、前にまさっちから聞いた話が関係しているんだろうな。
大変迷惑をかけていたみたいだし。
口に出して言えないから心の中で謝っておくな。スミマセンデシタ。
「これから、対人戦をしてもらう。そこから、黒トリガーの扱い方を学べ」
「・・・実践で身につけろ、と言うことですか」
「そうだ」
いや、初っ端それはないだろきどっち・・・。
それよりも__
「どんな戦い方をするのか、見物だな」
「ええ。初期メンバーであるAさんの実力、見せていただきましょう」
「前のような失態がなければいいですけどねぇ」
誰だ、この声三人は。
生憎、俺はAの記憶を読み取ることは出来ない。
よし。この人たちに話しかけられたらその場の雰囲気で乗り切ろう。
「それで、相手は誰なんです?」
「俺だよ、Aちゃん」
その声は俺が昔から知っていたとある男の声だった。
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恵野(プロフ) - functionさん» コメントありがとうございます!あ、アドバイスですか!?原作の設定をしっかり理解出来ているなら、大丈夫だと思いますよ!差し支えなければ、貴方様の作品を見に行かせて頂いてもよろしいでしょうか?陰ながら応援してます! (2020年5月24日 17時) (レス) id: d3fd993259 (このIDを非表示/違反報告)
function - とてもおもしろいです!引き込まれます♪私もワートリの二次創作小説を書いているのですが、何かアドバイスいただけないでしょうか。 (2020年5月24日 17時) (レス) id: a26c61826f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恵野 | 作成日時:2019年3月3日 19時