にひゃくにじゅういち ページ27
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『そうなったとしても、きっとマイキーは助けに来てくれるんだよね』
花垣「それも当たり前です！」
『………わたしね、マイキーに告白されてたんだ』
花垣「はい！！……え！？」
サラリと衝撃発言をするAに今度は花垣が大きく目を見開いた。
『で、多分わたしもマイキーのことが好き』
万次郎がAに想いを寄せていたのはバレバレで知っていたが、とうとう…！！
こんな状況だが、嬉しくなる。
『まだ、返事はしてないんだけどね、わたしのことを大事にしてくれるマイキーをわたしも大事にしたいと思った。だから、マイキーのことは絶対にわたしが守る』
花垣「Aちゃん……」
『でもね、イザナのことも諦めきれないんだよ……』
花垣「え……」
『イザナのことも救いたい。これはある人の想いもあるから』
“イザナを救いたい”どこかでも聞いた言葉だ。
少しの間を置き、花垣は鶴蝶が言っていた台詞だと思い出した。
そうだ、もう一つ確認したいことがあった。
花垣「Aちゃん…鶴蝶って奴知ってる？」
『えっ…タケミっち、カクちゃんのこと知ってるの！？』
花垣「カクちゃんは昔、近所に住んでた幼なじみで……、やっぱり！！」
『カクちゃんはイザナと同じ施設にいたの。そこで知り合ったんだ…』
未来でのことを思い出し、尋ねてみればAと鶴蝶はやはり繋がりがあった。
鶴蝶が無理矢理Aをどうにかしようとするとは考え難いが、未来のことを思い返せば何とも言えない気持ちに花垣は頭を抱えたくなる。
しかし…
『“イザナを救って欲しい”カクちゃんは昔の自分のヒーローにそれを託したって言ってたけど…、タケミっちのことだったんだね』
花垣「カクちゃん、そんなこと言ってたのかよ…。」
『カクちゃんにとって多分、今のヒーローはイザナだから……救いたくて必死なのかもね』
鶴蝶が未来でああなってしまったのもきっと理由があるはずだ。
だって、こんなにも優しいのだから。
『これからどうするか考えないとね』
花垣「あっそのことなんスけど…もうすぐ千冬も来るんで、その時にちょっと……」
『え？』
花垣「まだ、Aちゃんにも話していないことがあって…千冬が来たら全部話します！」
過去の話を聞いて、Aの気持ちは理解できた。
だが、黒川イザナはやはり危険だ。
もう巻き込むことはできない。
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ゆず(プロフ) - いっちゃんさん» すみません。コメントありがとうございます。微修正や下書きをして保存した際に通知が届いてしまったのだと思われます。その際は更新通知をオフにしていたつもりでしたが、漏れていたようです。ぼちぼち更新していきますので、お待ちいただけますと幸いです！ (2023年3月1日 17時) (
レス) id: 5e3b7e37d3 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - すみません、更新通知が届くのですが、どれもNEWと表示されてなくて、、、続きが更新されてるのでしょうか。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 3e516dda96 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - すごく面白くてすごく大好きです文才天才すぎです、、何回も読み返してます、、これからも無理ないペースで更新していただけたら嬉しいです！完結までついていかせてください！！ (2023年1月16日 4時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
こーが(プロフ) - ありがたきお知らせ…！楽しみにしておりますが、無理せずご自愛ください…！ (2022年11月23日 9時) (レス) id: da454ef0ae (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - おもしろい！おもしろすぎて、ここまで一気読みしちゃいました！それぞれのキャラクターの心情が細かく書いてあって人物により近い視点で物語を読み進められました！続き、楽しみにしてます！ (2022年7月21日 21時) (レス) @page28 id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2022年5月10日 19時
