【歌い手】ヤンデレ短編集

１２【そらる】 ページ12

『ほらA朝だよー』

「うぁ…そらるさんおはよーございます…」


こいつは夕星 A

俺の彼女…ではなく、2年前に誘拐してきた10コ年下の女の子(つまり20歳だな)


『ほら着替えて！朝ごはんできてるよ』

「ふぁーい…」


ーー


『俺今日出かけるけど…』

「え、お出かけっ？！私を置いて？！私のこと嫌いになりましたか？捨てるんですか？いい子にするから捨てないでくださいっ…」

『捨てない捨てない！俺最後までちゃんと面倒みる人だから！』

「な、なら良かったです…」


Aはいつの間にか俺にとんでもないほどに依存？していた

ちょっと仕事の為に外に出ようとすると毎回こうなってしまう
…嬉しいけど大変なんだよね


『今日は2時間くらいで戻ってくるから』

「そ、そんなに…そらるさんいないとか私の生きてる意味は…」

『だから2時間で戻ってくるって…』


ーー


なんとか仕事(音源とってた)を終わらた
よし、家に帰ろう

てかもう俺の家の前←


「ねえそらるさん！今日そらるさんの家で飲みませんか？！」

『え、俺の家？無理ー』

「えー？いいじゃないですかー おじゃましまーす！」

『あ、ちょまふまふ！』

「…え、この子誰ですか…？」


あーあ…見つかっちゃった

せっかく2年間隠してたのに


「ってこの子って2年前に行方不明になった夕星 Aさんじゃっ？！」ｸﾞｻｯ

『まったく…見つかったなら仕方ないよね 知っちゃったんならちゃんと始末しないとね』


Aが寝ててよかった…

俺と2人だけの秘密、知ったやつが親友でも殺してやる

バラされたら困るもんね…？

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