【ジョジョ】Mi manchi -愛の形-②【5部】 (ページ2)

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Aside

「ん、」

目が覚めて起き上がると、そこはソファの上だった。見たことの無い部屋だ。

ﾌﾟﾛ「お、やっと起きたか。バンビーナ。」

「えっ…あっ痛……」

左肩が痛む。思い出した。私は任務中に肩を撃ち抜かれ、そのまま意識を失ったのだ。

「ここは……？」

ﾌﾟﾛ「暗殺チームのアジトだ。すまねえな。勝手に連れてきちまって。」

「いいえ、ありがとう。それよりも申し訳ないわ、私の不注意で、」

ﾌﾟﾛ「今回のことは予想できなかった俺たち全員の落ち度だ。お前を撃った奴は殺したし、それを促した敵も殺った。

任務は完了だぜ？」

「……驚いた。さすがね…」

ﾌﾟﾛ「お安い御用さ。撃たれたところが肩で良かったな。

傷口が開かないように今夜は大人しくしてろ。」

「え、今何時なの？」

ﾌﾟﾛ「3時過ぎだな。」

「どうしてあなたは起きてるの…？」

ﾌﾟﾛ「どうしてって、お前が起きたとき知らないところにいてパニクられても困るんでな。」

任務後で疲れているだろうに、目覚めるのを待っていてくれたのか。

口調は突っぱねているが、これが彼の優しさなのだろう。そう思うと、フッと私の中で何かこれまでの不安と緊張が消えた。

「ﾌﾌｯ」

いきなり笑い出す私にプロシュートは驚いた顔をしている。

「ありがとう。助けてくれて。」

私は笑顔でお礼を言った。