【パート２】コードギアス反逆のルルーシュ もう一人の皇女

第３章　１９話 ページ5

ゼロ「わかった。
　しかし、その前に聞かせて欲しい。
　お前はこの行動の元に、何を求めている？」

草壁「知れたことを!?
　日本人がまた死んでいないことを……内外にしらしめるのだ！」

ゼロ「古いな」

　ゼロは一言、そう草壁に言い放つ。

草壁「ん……？」

ゼロ「お前たちは古い。
　もう救われない」

　ゼロの言葉に、日本解放戦線のメンバーは憤慨する。

日本解放戦線B「何……。
　貴様っ……!!」

草壁「どういう意味かな、ゼロ？」




スザク「MEブースト……」

セシル「ランスロット、発進！」

　キュイイッと音を立て、ランスロットは発進した。

日本解放戦線C「反応確認。
　敵ナイトメア、１!!
　移動速度は約２倍です」

日本解放戦線D「構わん？
　同じことだ。
　強電次式流三弾銃砲、発射！」

　黄色いような赤いような弾が発射されるも、スザクは上手くかわしている。

しかし、セシルたちがいるところには凄い風が吹き荒れていた。

セシル「だから言ったじゃないですか!!」

ロイド「うん。
　囮じゃなくて、やりきっちゃうつもりだね！」



　-主人公SIDE-

　-コンデンショーホテル内-
日本解放戦線E「ほら、とっとと歩け!!」

　私は日本解放戦線のメンバーに連れられ、ホテル内を歩いている。

え、何故かって？

ユフィの代わりに名乗り出たからね。

ユフィがここで名乗り出てしまうと、ホテル内でゼロと遭遇する。

そんなことになれば、ゼロ＝ルルーシュであると勘付かれてしまう。

だから、そうならないように私が名乗り出た。

まぁ、それだけが目的じゃないんだけど。

そんなことを考えていたら、部屋の前まで来ていたようで私の目の前を歩いていた男が急に立ち止まった。

日本解放戦線E「中佐の元に先ほど連絡した人質を連行しました。
　シルヴィアと名乗っていますが……」

　シルヴィアという言葉に、中のゼロは反応する。

草壁「ゼロ、もはや問答無用！」

　ゼロへ斬りかかろうとする草壁だが、ゼロはただギアスを発動させた。

ゼロ「死ね」




日本解放戦線D「発射!!」

　強電次式流三弾銃砲がランスロットに、放たれる。

しかし、ランスロットは器用にトンネル内の天井を走りながらかわしていた。




　-コンデンショーホテル 一室-
　パァッン、パァッン、パァッンという銃声が響き、部屋の前にいた日本解放戦線のメンバーは何事かと扉を開ける。

日本解放戦線F「中佐！」

　しかし、彼は開けた途端何者かに撃たれてしまった。

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