3話 探偵の話 貴女side ページ5
お「わざわざこちらまで来させてしまい、すみません。」
『あ。いえいえ、お気になさらず。』
お「そうですか。」
ブ「あ、こ、紅茶は入りますか?」
『はい。お気遣いありがとうございます。』ニコッ
ブ「(きれいな人だなぁ……///って、そんなこと考えない考えない!)」
お「良いんですよ、どうぞご遠慮無く。」
『ありがとうございます。』
ブラウンさんから紅茶を受け取って一口飲む
飲もうとして口元に近づけるとほんのりと茶葉の香りが漂う
『いい香りで、美味しいですね。』
お「気に入っていただけて何よりです。では、本題に移らせていただきますね。」
『あ、はい。分かりました。』
お「先程、Aさんは誰かとぶつかられていましたよね?」
『え?そうですけど……それが何か…?』
お「Aさんはご存知かどうか分かりませんが、貴女とぶつかった方は…」
お「世界を股にかける大泥棒、“怪盗U”です。」
『!?』
か、怪盗U!?
嘘でしょ…でも、確かにあの服装をしているのは怪盗Uしかいないな…
『怪盗Uって…あの有名な…!?』
ブ「Aさん、知ってるんですか?」
『知ってるというかまあ、ニュースとかで結構聞いてたので…。』
お「そうですか。」
『もしかしてあの時、おしりたんていさんは怪盗Uを追っていたんですか?』
お「はい。彼は因縁の相手であり、捕まえるべき存在…よく私はワンコロ警察から協力を頼まれるので。」
ブ「その度におしりたんていさんは怪盗Uからお宝を守ってるんです!」
『そ、そうなんですか…。』
ブラウンくんの誇りを持つ顔に少し戸惑いながらも、冷静に対応した
お「先程から、少し落ち着きがないような感じですが…どうかしました?」
『え?あ、いえ…な、何でも…。』
お「…そうですか。無理は禁物ですよ?」
『は、はい。私は全然大丈夫なので。』
お「…分かりました。(何か隠し事でもあるのでしょうか…)」
彼に迷惑をかけてしまっただろうか
嫌な気分にさせてしまったら謝るどころではない
気まずくて、流石に謝った方が良いかもしれない
『な、何だか…すみません……。』
お「貴女が謝る必要はありませんよ。こちらも失礼いたしました。」ニコッ
おしりたんていさんはすごく良い人だと聞いたことはあった
優しい人だと改めて認識し、何だか胸の内がほっこりとした
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minamoto(プロフ) - OK! (2月7日 21時) (レス) id: a2e1db13fe (このIDを非表示/違反報告)
ルルナ(プロフ) - minamotoさん» うん…。あ、続きは部屋で話そ。 (2月7日 21時) (レス) id: 4ef0fd0fdc (このIDを非表示/違反報告)
minamoto(プロフ) - なんかひどくね? (2月7日 21時) (レス) @page3 id: a2e1db13fe (このIDを非表示/違反報告)
ルルナ(プロフ) - 海凛さん» す、すみません… (2月7日 20時) (レス) id: 4ef0fd0fdc (このIDを非表示/違反報告)
ルルナ(プロフ) - 海凛さん» え…あ、…す、すみません。気をつけて書きます。 (2月7日 20時) (レス) id: 4ef0fd0fdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルルナ | 作成日時:2023年12月23日 1時