第一章後編 人物紹介 ページ39
【第一章後編のゲスト】
▼千條 �兮�(センジョウ ロクダイ)
年齢不詳、男。
葵の祖父にして、探し人。
元人間で、鬼へと性質を変えた珍しいケースの妖。
人間である茜と恋に落ちるも離れ離れとなり、後に酒呑童子に拾われる。
不器用な上、真っ直ぐな性格で融通が利かない。
▼千條 茜(センジョウ アカネ)
故人、女。
葵の祖母、�兮腓虜福０�を陽炎町へ訪れるきっかけを作った人物。戸籍上の姓は五百扇。
若い頃、妖に憧れて陽炎町へやって来た。
そこで�兮腓販�に落ちるも離れ離れとなり、後に彼との子である黄一を出産。波乱万丈な人生を送り、昨年の春に亡くなった。
生前は明るく気さくな人で、何事にも挑戦的な人だったらしく、葵曰く「何でもやり過ぎて、逆にやる事が多くなる人」。
▼五百扇 黄一(イオギ キイチ)
故人、男。
葵の父、�兮腓醗�の息子。
先天性半妖。
母と同じく激動の人生を歩んでいた人物。茜を献身的に支えていながらも、30代の若さで病に伏せ亡くなる。
▼五百扇 紫(イオギ ユカリ)
40代、女。
葵の母、黄一の妻。旧姓は十枝(トエダ)。
身寄りもなしに、葵を女手一人で育てる人物。現在、キャリアウーマンとして会社に復帰している。
▼晴/酒呑童子
年齢不詳、男。
嘗て数多の鬼を束ね、その頂点に君臨した大妖怪。
現在は早緑区最北端の山を拠点にしており、気まぐれに妖を拾いながら勢力を拡大している。
妖を集めて天下を取ろうと言う気はなく、人間と妖が共存する陽炎町の仕組みで遊びつつ、町をぶらついている。やる気がない訳ではなく、あくまで桜李が目指す理想郷の完成を見届けたいだけらしい。
▼時雨/茨木童子
年齢、性別不詳。
大昔、酒呑童子の参謀として山を統べていた鬼。
現在は酒呑童子と同じく早緑区最北端の山を拠点に活動。
酒呑童子を親愛なる友として慕っており、いつか再び彼の天下統一と目論んでいる。
性別に関しては時と場所によって異なる。長い付き合いの酒呑童子すら、彼の本当の性別は分からないと言う。
【場所】
▼千條夫妻の家
陽炎町弥生区にある家。
平屋建てのこじんまりとした建物で、庭には桜の木が一本植わっている。
▼茶屋 一ノ宮
陽炎町弥生区にある茶屋。
葵の親戚が営むお店で、嘗て祖母の茜もこのお店にお世話になった。現在は三代目店主が店を切り盛りしている。
因みに、この店の人気商品は豆大福で、老若男女、幅広い世代で愛されている。
本編では、店名は一度も出てきていない。
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作者名：十二月三十一日 | 作成日時：2017年3月18日 1時
