儚く愛おしい君に送るアイの唄

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それからあっという間に日は過ぎて、今日は久々に学校へ行く日





朝朝食を食べて制服を着る
一週間ぶりかな・・・







あ「じゃあ、カノ行ってくるね」







玄関でカノに手を降るとスリスリと擦り寄ってくる
まるで、離れたくないようにべったりと







あ「カノ、そろそろ行かなきゃまずいから・・・」







カノを離して玄関のドアを開ける







外は珍しく太陽がひょっこり顔を出して、少し暖かい日差しが私を照らし出している
登校する高校生の中に紛れて、一緒に私も歩く









[カノside]






玄関のドアがしまってどれくらいたったかな・・・
A、いつ帰ってくる？









玄関のドアをじっと見つめながら僕はひたすら帰ってくるのを待っていた







だって、することないし君がいないのはつまらない








「あら、まだ玄関にいたのね」







掃除をしていたのか、手に掃除機を持ってニコリと笑うおばさん
そんなおばさんを無視して、僕はドアを見つめ続けた








「そんなに待っても、まだ帰ってこないよ。もうお昼だから、こっちきてご飯たべな」








カノ「・・・」









寂しい・・・







A、いつになったら帰ってくるの








つまらないよ








早く遊びに行こうよ
学校とか変なところ行かないでさ









床に置かれたお皿にのった食事を頬張って、今の気持ちを紛らわせる







学校って、どこにあるのかな








僕がいったら、A驚くかな？









カノ「でも、外は怖いな」








結局外へ行くことを諦めて、僕はAのベッドの上にのった








カノ「Aの匂いがする」









僕、この匂い大好き







とっても落ち着くし、安心する







ベッドの上にうずくまってしばらく目を閉じていたら、いつの間にか眠ってしまった

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