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カノ「そろそろ本当に起きないと、キド来ちゃうね」
キスをしばらくして、私に苦笑いしながら言う猫目さん
そういえば、今は朝でそろそろ朝食の時間だった
あ「そうですね、行きましょう。猫目さん」
カノ「あ、またその呼び名・・・・カノって言って」
あ「え・・だって、まだ慣れていませんし、他の皆さんの前で言うのはなんか恥ずかしいというかなんというか・・・」
カノ「他の人と同じは嫌なの。僕が君にとって特別ってところ、皆に見せたい」
人懐っこい顔で「ね、いいでしょ?」と笑うその笑顔で、つい自分の考えが消える
そして、特別にされたいという猫目さん・・・いや、カノの気持ちに少し可愛いと思う
あ「はい、カノ」
カノ「うん!行こ」
廊下に誰もいないことを確認して、私たちは共有スペースに向かった
そこには、もう私たち以外の人が集まっていて食べる準備をしていた
キド「やっと起きてきたか」
あ「おはようございます」
キド「ああ、おはよう二人共」
エプロンに一本で髪をゆっている紫フードさんは、コトンと料理を置いた
ソファーに座っていた白髪さんがトコトコと私の前にきて
コノハ「仲直り、できた?」
あ「はい、白髪さんのおかげです。ありがとうございました」
コノハ「ううん、友達が悲しんでるの見てるの僕も辛い」
なでなでと優しく頭を撫でてニコっとする白髪さん
私もそれに釣られて微笑むと、手を掴んでグイっと引っ張られる
カノ「・・・くっつきすぎ」
コノハ「?」
不機嫌な顔で私に言うカノ
これは、嫉妬というやつでしょうか・・・
マリー「おお///いつの間にそんなことに///」
キラキラとした目で見つめるモコモコさんが、椅子の背もたれに両手で掴んで足をパタパタさせている
あ「あの・・・えっと・・・」
マリー「あとで聞かせて!!カノと昨日何があったか!!」
朝からテンションをあげるモコモコさんの横でつなぎめさんが苦笑いをしながら私たちを見る
セト「とにかく、仲直りできてよかったっすね」
キド「それと、朝食にするからさっさと座れよ?」
カノ「はいはーいwww」
今日はいつもとは少し騒がしい朝になりそうです
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ペンネグラタン(プロフ) - また、何処かで。がいいです!! (2016年11月25日 23時) (携帯から) (レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)
コロロン - とっても良くて…は、鼻血が…w最後はカッコよかった!! (2016年1月11日 21時) (レス) id: ffe2c6c2a2 (このIDを非表示/違反報告)
カノ好きno1 - 泣ける (2015年2月26日 20時) (レス) id: 2cfa1c9c94 (このIDを非表示/違反報告)
百合 - もう作家になってください!すっごい楽しかったです! (2015年1月7日 1時) (レス) id: d53753f4b2 (このIDを非表示/違反報告)
ミルフィ - ぼろ泣きなう((奥が深い… (2014年12月6日 9時) (レス) id: eaaa75aa6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柴犬 | 作成日時:2014年9月14日 18時