あ「・・・キスの意味って、なんですか？」カノ「君は、誰が好きなの？」キド「なんでそうもすれ違うんだよ・・・」セト「厄介っすね・・・」

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[カノside]




どうして、僕はこうも空回りしてしまうんだろ
思いを止めればとどめるほど、苦しくて衝動的になって・・・








カノ「っ苦しいよ・・・」








ベッドに寝転んで僕はアクセサリーを握る






そういえば、Aちゃんがあのリングつけたところ一回も見たことない
なんだか、悲しい









カノ「明日は、仲直りできるかな・・・」








不安な気持ちを消すように僕はリングを握る
前に言ってた。この石は、悪ことから守ってくれるって







だったらさ、今僕が持ってるこの気持ちも全て奪い取ってよ・・・









時計を見るともう、２３時
Aちゃん、寝ちゃったかな？








僕も寝ようとしていた時だった
ドアをノックする音が聞こえ、適当に返事をしてドアを開ける








カノ「・・・」






あ「・・・こんばんはです」









一瞬ついに僕もイカレしまったのかと思った
今まで、何が何でも話さないという雰囲気を持っていたAちゃんが自分で僕のところに来た









あ「話があります」






カノ「え、ああ、うん」








曖昧な返事をして、Aちゃんを部屋に入れる
驚きのあまり同様を隠せなくて、もう僕の思考回路はぐちゃぐちゃだ








あ「・・・ふう・・・それでですね」






カノ「・・・」







あ「話というのは・・・その・・・」








目をそらしながらすっごく嫌そうな顔をしながらもごもごと話す
多分、言いづらいってのは分かるんだけどそれはそれでひどくない？









カノ「僕から言わせて。このまえ、八つ当たりしてごめんね」








あ「いえ、別に・・・。私の方こそ、かっとなってすみませんでした」








カノ「それ言うために、今来たの？」








あ「本当は、明日ちゃんと言おうと思ったんですけど善は急げといいますし・・・何より、また謝る機会を失うのはと思って」








カノ「そっか・・・。でも、よかった。これで、仲直りだよね」








あ「はい、そうですね」









少し安心した
ここ最近全く話をしないだけでも辛いのに、無視までされたら







僕だって、傷つくよ









あ「それで、猫目さんに聞きたいことがあってきました」






カノ「聞きたいこと？」







あ「はい、あの時キスしたのはどうしてですか？」

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