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のうのうとゲス顔を決め込むあれに、私は睨みをきかせた
ここは、地下のテレビがたくさんある研究室のような場所
ケンジロー「お前、最高だなwwwまさか、ああ来るとは思わなかったぜwww」
どこで見ていたのか、全てお見通しのように言う
あ「なら、これから私がすることもわかりますよね」
ケンジロー「お前には、俺を止めることは不可能だ。可能性なんて、始っからないんだよ。お前が求めた望みってのはお前自身がかっこよく死ぬための舞台を作るための口実だ」
あ「そうです。まさに、今私すごくカッコイイと思いませんか?皆を守って、こうして敵の前に現れて敵を倒すんです。これほど、いい舞台はないです」
知ってます
貴方は、約束なんて守る気がさらさらないってことくらい
だから、私はここにいるんです
目に力を宿し、赤く染まったその瞳で周りに置いてある残骸をあれにぶつける
ケンジロー「いきなり野蛮なことしやがる小娘だ」
あ「小娘呼ばわりですか。ですが、これでどうですか」
あれの周りに置いてあるテレビを次々と崩していき、白衣の人ごと生き埋めにしようとする
だが、あっさりとよけられ
あ「っ!?」
私の前にたち、思いっきりお腹を殴る
めり込む骨と肉の間を拳がメリメリと音を出して私を吹っ飛ばす
あ「ゴホッ!!ゲホゲホ・・・・」
口が鉄の味で充満してる
ケンジロー「なんて、愚かな生命なんだろうな。人のため、自分のためと意気込んでこの有様たぁ・・・だが、そんなやつをいたぶるのも悪くねえなwww」
久々の痛みだ
この痛みは、一体誰のための痛みなのかな?
前は兄ちゃん、その次はお父さん、そして今は・・・
あ「私自身・・・か・・・」
散々付けられたあざが、体の自由と気力を奪っていく
もう動けない・・・
向けられた銃口を、うっすらとした目線で見つめていた
ケンジロー「お前は、ここで惨めに死んでゆけ。だが、安心しろ。お前が一人になるのは、ほんの少しの間だ。すぐに、寂しいなんて思いもなくなるさ」
恐怖なんて、もうとっくに飛び越えてる
今は、少し後悔が残ってる
カノ、もういっかいだけでいいから
貴方の顔を見たい
あなたに、好きって大好きって言いたかった・・・・
寂しいな・・・
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ペンネグラタン(プロフ) - また、何処かで。がいいです!! (2016年11月25日 23時) (携帯から) (レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)
コロロン - とっても良くて…は、鼻血が…w最後はカッコよかった!! (2016年1月11日 21時) (レス) id: ffe2c6c2a2 (このIDを非表示/違反報告)
カノ好きno1 - 泣ける (2015年2月26日 20時) (レス) id: 2cfa1c9c94 (このIDを非表示/違反報告)
百合 - もう作家になってください!すっごい楽しかったです! (2015年1月7日 1時) (レス) id: d53753f4b2 (このIDを非表示/違反報告)
ミルフィ - ぼろ泣きなう((奥が深い… (2014年12月6日 9時) (レス) id: eaaa75aa6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柴犬 | 作成日時:2014年9月14日 18時