あ「・・・キスの意味って、なんですか？」カノ「君は、誰が好きなの？」キド「なんでそうもすれ違うんだよ・・・」セト「厄介っすね・・・」

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[カノside]


あ「これから起こる悲劇を止めるためには、こうするしかないんです。お願いします」





カノ「悲劇を止めるって、なんで君が裏切り者になってこれが終わるの」






あ「ここから、私がでていけばあれは皆さんを殺さないと言ってくれました。少しでも、可能性があるのならそちらを選んで皆さんを守りたいでしょ？」






カノ「そんな約束守るはずないよ！！そんなの、信じて・・・」






あ「大丈夫です。それに、私はあなたが知っててくれるだけでいいんです。お願いします、協力してください」








あいつが、そんなことでこの物語を終わらすわけない





そんな簡単なやつじゃないんだ・・・
姉ちゃんも、そうやって死んでいったんだよ







僕は・・・









あ「私を、信じてください。止めてみせるから」







カノ「・・・なら、僕も条件出していい？」








あ「なんですか？」









カノ「君が裏切り者としての演技を成功させたあと、僕の好き勝手にさせて欲しい。それを飲んでくれたら、僕は協力するよ」









あ「はい、いいですよ」









そうして、僕らは互いに交渉成立させ今日を迎えた




言われた通り、刺された直後に僕は欺き、君は演技をした
皆騙されて、期待どおりの言葉を言ってくれた





・





・




・





カノ「ということ」






すべての話しが終わったあと、静寂に包まれながらプルプルと震えている人を見つけた







キド「・・・ふざけるなよ・・・」






カノ「・・・うん、言いたいことは分かってるよ。だからね、僕から皆にお願いがあるんだ」






コノハ「お願い？」







カノ「僕が話した中に、蛇のこと言ったでしょ？多分、Aちゃんは一人でケリをつける気なんだと思うんだ。だから、僕らで助けに行こうってこと」







マリー「ケリって、その蛇のところに行ったの？」








カノ「本人も気づいていたんだろうね。自分が裏切り者になっても、この悲劇は終わらない。なら、自分だけ悲劇を全部背負って終わらせようと考えたんだろうね」







そこまで一緒にいたわけじゃない
でも、君の考えはなんとなく分かるよ





だから、僕はあの時条件を出したんだ






こうなることを、予想していたから








カノ「ここからは、僕らの選択肢だよ。どうする？」








Aちゃんを助けたいか、このまま安全地帯でのうのうと生きるか
皆はどっちを選ぶんだろうね・・・

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