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次の日も、その次の日も私と猫目さんは一切話すことはなかった
本当は、早く言いすぎたってごめんって言いたいのに何故かそれを拒否する自分がいる






目が会った瞬間、ムカついて目をそらす









あ「・・・はあ」







素直になれない自分が、すごく辛い
ソファーに座っていると、時計は23時をさした








この時間は、もう皆寝ているだろう・・・









あ「・・・どうしたら、いいのかな」









猫目さんに無視されたりすると、痛くてしかたない
猫目さんが、アイドルさんやモコモコさんと話をしてるところを見ると、少しだけきゅっとなる









なんで、こんなにあの人に振り回されなくちゃならないの・・・
こんなに苦しいなら









あ「気づかなきゃ、良かったな・・・・」









恋なんて、気づかなきゃよかった
手に持ったシルバーリングを眺めて心の中で呟いた








そういえば、猫目さんが私があげたアクセサリーつけたことないな









まあ、私もこれを持ってるだけで付けたことないんだけど









だって、恥ずかしいから・・・
これつけてるの、猫目さんに見られたらなんて言われるかわからない









胸の中に抱きしめてこみ上げる羞恥心を抑える









コノハ「・・・A」






あ「あれ、まだ寝てなかったんですか?」








コノハ「うん、なんか寝れない」







あ「そりゃ、昼間あれだけ寝ていれば・・・」









ストンと私の隣に座る白髪さんは、「ふああ・・・」とあくびをして目をこすった









コノハ「悲しい顔してるよ?」







あ「そうですか?全然、普通です」







コノハ「ううん、会った時より全然元気じゃない。どうしたの?」








あ「・・・アハハ・・・本当に、大丈夫です」









白髪さんの顔を見ないで笑うと、突然顔をくいっと白髪さんの顔に向けられる
白髪さんの白い両手が、私の頬をはさんではなさない









コノハ「目を見て、言って」






あ「何するんですか・・・」







コノハ「・・・キドが言ってた。友達は、友達のこと心配して助けてあげるのが本当の友達だって」







真剣な眼差しの白髪さんに面くらった








あ「分かりました。ちゃんと、話ます」








そう言って離してくれた視線をしたに向けて自分の顔を隠す








あ「どうすれば、仲直りできるか考えていたんですよ」






コノハ「カノと?」







あ「はい」

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ペンネグラタン(プロフ) - また、何処かで。がいいです!! (2016年11月25日 23時) (携帯から) (レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)
コロロン - とっても良くて…は、鼻血が…w最後はカッコよかった!! (2016年1月11日 21時) (レス) id: ffe2c6c2a2 (このIDを非表示/違反報告)
カノ好きno1 - 泣ける (2015年2月26日 20時) (レス) id: 2cfa1c9c94 (このIDを非表示/違反報告)
百合 - もう作家になってください!すっごい楽しかったです! (2015年1月7日 1時) (レス) id: d53753f4b2 (このIDを非表示/違反報告)
ミルフィ - ぼろ泣きなう((奥が深い… (2014年12月6日 9時) (レス) id: eaaa75aa6c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柴犬 | 作成日時:2014年9月14日 18時

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