32.「戦いの終わり」 ページ34
三人称side
カノ「…終わったの?」
カノが訪ねる。アヤノの方を向いて、だ。
アヤノ「終わったよ、」
何かしらの言葉をアヤノは呑み込み、代わりの言葉を紡ぐ。
アヤノ「終わったよ、『メカクシ団』の皆」
その瞬間、メカクシ団の全員が力が抜けた様にへたりこんだ。
キド「終わった、か…」
(((((アオイ)))))「ああ…」
(((((サツキ)))))「そうですね!」
セト「お二人さん…大丈夫なんすか?」
二人からは赤い液体が未だに流れ続けている。しかし二人は慌てていなかった。
(((((アオイ)))))「私達は、寧ろ命を落としてしまいたいんだ」
(((((アオイ)))))が事もなげに言う。メカクシ団の全員はぎょっとした。
マリー「どういう事?せっかく、新しい仲間が出来たのに…」
マリーが泣いてしまいそうになっている。これには(((((アオイ)))))と(((((サツキ)))))(以下白黒)がぎょっとした。
(((((アオイ)))))「あ、ああ、泣くな、泣くなったら。じ、じょ、冗談だから」
モモ「冗談?」
ああ、やってしまったと白黒は顔を見合わせる。
(((((サツキ)))))「そ、そうです。冗談ですよ、これは。そういう訳で、ボク達は病院に言って来ます」
キドが、如何にも安心した風に言う。
キド「ああ、良かった。
但し、言っていい冗談と言っちゃいけない冗談がある。そこは気を付けろ」
白黒「「はい…」」
キド「よし、じゃあ行ってこい」
さっと(((((サツキ)))))の目が赤くなり、白黒は姿を消した。
アヤノ「…大丈夫かな」
シンタロー「大丈夫だよ、アイツ等は」
表面以上の意味が、そのやり取りにはあった。
シンタロー「じゃあ、アイツ等が戻って来るまで寝るか。なあ団長」
キドの方を向いてシンタローが問う。
キド「俺に訊くな。折角、お、…」
アヤノが嬉しそうに笑う。
アヤノ「お、…何?」
キド「…お、お姉ちゃんが帰って来たから。もう団長はわt…俺じゃあないだろう?」
アヤノ「そうか…それもそうかもね」
一呼吸おいて、
皆、疲れたね。もう寝ようか、とアヤノが言った。
年齢はまだ上が居るが、この場でアヤノは間違いなく「姉」だった。
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夜行* - んんんやばいキャラに合いすぎてますわ…(アッ彼奴です話してくれたやつです(わからない()間違ってたらごめんなさいノ;uωu) (2017年2月21日 17時) (レス) id: 391b6a4cc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:一夏 白 | 作成日時:2017年2月20日 17時