検索窓
今日:8 hit、昨日:29 hit、合計:2,374 hit

32.「戦いの終わり」 ページ34

三人称side

カノ「…終わったの?」
カノが訪ねる。アヤノの方を向いて、だ。
アヤノ「終わったよ、」
何かしらの言葉をアヤノは呑み込み、代わりの言葉を紡ぐ。
アヤノ「終わったよ、『メカクシ団』の皆」

その瞬間、メカクシ団の全員が力が抜けた様にへたりこんだ。
キド「終わった、か…」
(((((アオイ)))))「ああ…」
(((((サツキ)))))「そうですね!」

セト「お二人さん…大丈夫なんすか?」

二人からは赤い液体が未だに流れ続けている。しかし二人は慌てていなかった。
(((((アオイ)))))「私達は、寧ろ命を落としてしまいたいんだ」

(((((アオイ)))))が事もなげに言う。メカクシ団の全員はぎょっとした。
マリー「どういう事?せっかく、新しい仲間が出来たのに…」
マリーが泣いてしまいそうになっている。これには(((((アオイ)))))と(((((サツキ)))))(以下白黒)がぎょっとした。
(((((アオイ)))))「あ、ああ、泣くな、泣くなったら。じ、じょ、冗談だから」
モモ「冗談?」
ああ、やってしまったと白黒は顔を見合わせる。
(((((サツキ)))))「そ、そうです。冗談ですよ、これは。そういう訳で、ボク達は病院に言って来ます」
キドが、如何にも安心した風に言う。
キド「ああ、良かった。
但し、言っていい冗談と言っちゃいけない冗談がある。そこは気を付けろ」
白黒「「はい…」」

キド「よし、じゃあ行ってこい」
さっと(((((サツキ)))))の目が赤くなり、白黒は姿を消した。

アヤノ「…大丈夫かな」
シンタロー「大丈夫だよ、アイツ等は」
表面以上の意味が、そのやり取りにはあった。

シンタロー「じゃあ、アイツ等が戻って来るまで寝るか。なあ団長」
キドの方を向いてシンタローが問う。
キド「俺に訊くな。折角、お、…」
アヤノが嬉しそうに笑う。
アヤノ「お、…何?」

キド「…お、お姉ちゃんが帰って来たから。もう団長はわt…俺じゃあないだろう?」
アヤノ「そうか…それもそうかもね」

一呼吸おいて、
皆、疲れたね。もう寝ようか、とアヤノが言った。
年齢はまだ上が居るが、この場でアヤノは間違いなく「姉」だった。

33.「サマータイムレコード side赤&黄緑」→←31.「願い、或いは刑の宣告」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:カゲロウプロジェクト , 百合 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夜行* - んんんやばいキャラに合いすぎてますわ…(アッ彼奴です話してくれたやつです(わからない()間違ってたらごめんなさいノ;uωu) (2017年2月21日 17時) (レス) id: 391b6a4cc6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:一夏 白 | 作成日時:2017年2月20日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。