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21.「8月15日」 ページ23

シンタローside

目が覚めた。時計を見ると、6時の少し前だった。
シンタロー「…って、これ日付変わってねえじゃねーか」
8月15日、しかもA.M.である。

直さねえとなと思いつつ、深く考えずにすぐ部屋を出た。すると、
アオイ「お早う、シンタローさん」
シンタロー「おはよう。ああ、オレんとこの時計が壊れていたんだが…」
サツキ「んー…おはようございまぁす…ああ、それうちもですよ。8月15日のままなんですよね」

8月15日。何だか覚えが有るような、オレ達の大切な日だったような。

シンタロー「まあいいか。他の奴等に訊こう」
階段を下り、部屋の扉に手を掛ける。
すると、サツキが顔色を変えた。

サツキ「だ、駄目です!この部屋は…駄目、です!」
そんな言葉を聞き、アオイは目の色を変えた。比喩でも何でもなく。
アオイ「いや、…ああ…!駄目だ、止めよう…この部屋の未来が映らない!」
なんだってー!
シンタロー「え、それヤバイのか?」
サツキ「とんでもなくヤバイです…とにかく出ましょう、…『目を移す』」
オレ達は一瞬でアジトを出ていた。

シンタロー「…んで?」
アオイ「私は、自分の身に起こり得る全ての現象を予知する。見えないって事は…」
サツキ「そんな未来は、存在しない」
アオイ「それだけじゃない、何も見えないんだ。つまり、私が何をする事もこの『セカイ』では有り得ない…筈、なんだろう」
シンタロー「オレ達の、存在しない世界…」
サツキ「そんな状況ですが、最善策として思い付く物はあります」

示し合わせた様に二人の目が赤く染まってゆく。
それと同時に、
「…ッ!?」
オレの目が急速に熱を帯びていく。
意識はそのまま闇に堕ちた。

22.「『目に写す』」→←20.「第”十一”夜」



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設定タグ:カゲロウプロジェクト , 百合 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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夜行* - んんんやばいキャラに合いすぎてますわ…(アッ彼奴です話してくれたやつです(わからない()間違ってたらごめんなさいノ;uωu) (2017年2月21日 17時) (レス) id: 391b6a4cc6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:一夏 白 | 作成日時:2017年2月20日 17時

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