今日:18 hit、昨日:0 hit、合計:2,355 hit
小｜中｜大
10.「記憶と回想と、」 ページ11
アオイside
さて、困った事になった。
自己紹介をしろと云われても、私には自分というものが頓と解らない。
判っている事と云えば、名前と、私が今使える様になってしまった能力、そして「あちら側」の微かな記憶だけである。
こう言う場合はどうすればいいのだろうか？
この中で私に一番近いのは誰なのだろう？
そんな事を考えていると、
ふと、赤い赤い、そう、夕焼けの太陽の様な。そんな『目』が見えた。
誰の物か、私には、解った。
「…ハッ…」
息が出来なくなる感覚。
目が回る錯覚。
ーーー全てを思い出す錯乱。
成る程と、私は思う。
成る程、そう云う事か、と。
永い永い、しかし刹那に起きた事。
奇しくもそれは、これから私達に起こる出来事ととても似ているのだった、と思う。
前話について、補足を…→←9.「メ カ ク シ 団へようこそ3」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜行* - んんんやばいキャラに合いすぎてますわ…(アッ彼奴です話してくれたやつです(わからない()間違ってたらごめんなさいノ;uωu) (2017年2月21日 17時) (
レス) id: 391b6a4cc6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：一夏 白 | 作成日時：2017年2月20日 17時
