prologue@森で出会った緑の人 だる@rei ページ1
(人1)side
今、僕の目の前には狼少女
「暇……お腹空いた…」
呟いたって誰も来やしないのにって、僕がいるか。
「(人1)〜!食べ物無いの〜?お腹減った…」
「無いよ。君、狼の血が混ざってるんだったら狩りにでもいってきなよ」
「むぅ…ひどいよ…(人1)…」
本当に幼稚だな。つくづく思うよ
すると、僕の視界の隅にある草むらが微妙に揺れた
「僕が知った事じゃないね。…誰か来た。僕の後ろに隠れてて」
「分かった…」
すると、少しづつ揺れていた草むらは大きく揺れ、そこから
緑色のパーカーで、フードをかぶった人が出てきた
?「…あれ…人がいるっす…」
は?
何なのこの人。
「君、誰?まさか、Aを狙いに来た訳じゃないよね」
一見優しそうな人だったが、一応聞いておこう
「(人1)…怖いよ…」
袖をぎゅっとにぎるA
セ「いや、俺 ここの森に迷い込んじゃって…
俺の名前は瀬戸 幸助っていうっす。セトって呼んでくれると嬉しいっす」
「別に君とはよろしくしたくないんだけど、そこ右にずーっと行けば出口だから。帰ってくれない?」
刹那、僕の目の奥が熱くなった
瞬間、強い風が巻き起こる
セトさんのかぶっていたフードがとれる
セ「!? 君、メカクシ団に入らないっすか!?」
「メカクシ…団?」
急に後ろにいたAが僕の前にグイッと出てきた
「メカクシ団!?かっこいいなーそれ!ねっ ねっ!(人1)、入ろう!?」
「え、そんな…安全かもわからない所に入るのか?」
「うぅ…入りたいよ…ダメなの?」
目尻に涙を浮かべて訴えてくるA
まったく 幼稚なんだから。
「いいよ。そのメカクシ団とかいうやつに入るよ。」
セ「本当っすか!?よっしゃ!
じゃあ、これからよろしくっす!」
「あ…ぁ。その、さっきはよろしくしないとか言って…ごめん。」
セ「いいっすよ!全然気にしてないっすよ
じゃあ、アジト行くっす」
「うわぁぁぁ!アジトだって!かっこいいね(人1)!」
キラキラした笑顔で俺に笑いかけるA
「そう…だな。」
これがメカクシ団と俺たちの関係の始まり。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名:だるにゃん@reira&まりん | 作成日時:2013年7月15日 15時