【カゲプロ】とあるアジトの皆は個性たっぷりでした←【目を消す話】

消したもの　二十個(カノ「祝！二十話！」 ページ24

「ただいまっ！キド！」

キド「おかえりって……どうしたんだそいつ！？」

「公園に行ったら足が血まみれで……！
とりあえず、手当てを！」

キド「あ、ああ……解った……！」

「あ、ちょっといい？」

そう言うと私は背負っていた子を下ろし、目を合わせた。

『お、重みが……』

「うん。体重を戻したの。
そう言えば、名前は？」

『………レイ』

「レイ？名字は？」

レイ「解らない。覚えてないんだ」

キド「…………これは色々ありそうだな。とりあえず、治療するぞ。痛いかもしれんが、耐えろ←」

「うっわー。キドきつ←」

キド「うるさい。」

カノ「何々ー？なにしてんの？
あ、新人？Aちゃんが連れてきたの？」

「あ、そうそう！この子、目が赤かったから連れてきたのもあってね！
足も怪我してるs(レイ「いだだだだっ！いてーよ！」キド「我慢しろ。動くな」…………大変そうだねw」

カノ「だねーww」

レイ「いっつつ………」

キド「終わったぞ。………で、目の能力があるって？」

「うん。…………レイ、話せるの？」

レイ「………知られたならしょうがない。
俺の能力は『目を移す』。物を移動できたり、コピーして、同じものを作ることが出来る。

コピーして出来た物は人だと人形みたいに動かないし、食べ物だと食べれても味は無いし、食べた気しないぞ。

そして、コピーしてるときの目の色は青。
実体化、動かしてるときは赤だ。」

カノ「随分と詳しく教えてくれたねー！どんなのが見る必要は無かったよ。」

「でも、見てみたい！どんなの！？(ﾜｸﾜｸ」

レイ「………まぁ、いいか
引いたら殴るからな」

そう言うと立ち上がり、カノを見た。

カノ「………？」

キド「な………な………！？」

「カノが増えた！？どっち！？どっちが本物！？」

カノ「僕だよ！？僕！見て解るよね！？」

キド「ああ………大人しくしてるのが本物か。じゃあ、偽物を捨ててこよう。」

「そうだね。処分しよっか…」

カノ「止めて！？ねぇ、止めて！？」

レイ「………いつもこんなんなのか？」

「そうだよー！あ………消えた…(´･ω･`)」

キド「重い。(ﾄﾞｻｯ」

カノ「いてっ…」

レイ「使うと極度の疲れが来るんだよ。」

キド「………暗くなってきたな。レイ。今日はここに泊まるといい。部屋は…………カノでいいか←」

カノ「え？僕？じゃあ、今晩よろしくねー！」

レイ「……………(蔑んだ目」

カノ「なにそれヒドい←」

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