歌い手の皆さんと一緒にシェアハウスに住むことになりました！2！！

75話 ページ37

A目線

ふー…この間の誕生日会楽しかったなぁ。
あんなにお祝いされたのって生まれて初めてかもしれない…。

A「こんなにいいプレゼントまでもらっちゃった。」

僕は、一人でニコニコしながらもらったヘッドフォンを眺めた。
僕もチョコはあげれたけど…そのぐらいで良かったのだろうかって悩んじゃうw

坂田「なんでそんなニマニマしてるん？」

どこからか聞こえた声に辺りを見渡す。
すると…真正面にさかたんがニッコリしながらこっちを見ていた。
こんな所を見られるなんて恥ずかしすぎる…。

A「いやぁ…こんな良いプレゼント貰えちゃって良いのかなぁって思ってさ。」

坂田「皆からコトちゃんへの気持ちなんやから受け取っといてや。」

とさかたんは言った。
発言がイケメンすぎるんだけど…。
ニコって笑ってるのも可愛すぎるだろ！！

A「そ、そういえば他の皆は？」

よし…平常心平常心っと。

坂田「仕事とか部屋に引きこもってるんとちゃうんか？どうしたん？」

A「ちゃんとお礼ぐらいは言いたいなって思って…。」

坂田「ふーん。」

あ、ああ…沈黙になりそう！
コミュ障だ！僕ってやっぱりコミュ障なんだ！！
なにか…何か会話を続けなければ！

A「ええと…さかたんもありがとうね。こんな素敵な誕生日会って生まれて初めてだったと思う！」

坂田「喜んでくれたなら良かったわ！96ちゃんが誕生日会始めようって言い出したんやで。」

そうだったんだ…。

A「じゃあ96ちゃんにもお礼を言わないとだね！」

そういえばもう3月に入ったんだなぁ…。
私の思い出が詰まった2月も過ぎちゃったんだな。

坂田「今度はどうしたん？」

さかたんは僕が考えてる事に興味津々のようだ。
何も言っていないのに表情を読み取って、聞いてくる。

A「いや…1番思い出の詰まった2月がもう過ぎちゃったなって思って。」

坂田「そうなんや。思い出は大切やもんな…。」

大切なのかな…。
もちろん良い思い出もあった。でも、悪い思い出も同じくらいある。
まぁ…今となったらどれも関係のない事なんだけどね。

A「そういえば…さかたんは他の皆みたいにする事ないの？」

坂田「さっきまで作業してたんやけど…録音も終わったから一息ついてる所やで！」

疲れていそうなのに…元気そうに答えるさかたん。
僕にも何か手伝える事ってないのかな…。

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