人生ゲーム【カゲプロ】

ルール ページ2

side実優

『あなた方は、すでに３チームに別れています。先程同じ部屋にいたメンバーがチームです』

私のチームは、伸太郎、桃、修哉、幸助、紫苑さんの６人。
美空は、つぼみとマリー、文乃、彩花さん、貴音。
あとは、ツキヒコさんとケンジロウさん、遥、響也、日和、薊さん。

どういう基準で分けられたのかわからないけど、まあまあなチーム編成だと思う。

『普通のすごろくは順番にサイコロを振りますが、今回のゲームはマスごとの指令に従えば、他のチームを待たずに進むことが可能です』

ふーん。
それは嬉しいかも。

『マスの指示に従うことができなければ、スタート地点に戻ります』

スタートに戻るとか、最悪じゃん。

『１位のチームは、代表者１名の願いをなんでも叶えます。２位のチームは、代表者１名の願いを現実的な範囲で叶えます。３位のチームには、全員死んでいただきます』

モモ「全員……!?」
美空「じゃあ、最低でも６人は……」
実優「死ぬらしいね」

ただ、気になったのが。

実優「現実的な範囲でってどういう」
『そうですね……例えば、億万長者になりたい、というのは普通に考えて無理でしょう。ですから、テストで100点を取りたい、将来は何になりたい、など、現実的に考えて可能な願いのみを叶えます』

億万長者も、無理ではないと思うけど。

実優「なんでも叶えるって言うのは」
『文字通りです』
実優「億万長者も？」
『もちろん』

へぇ。
私、そんな意味のわからない空間をつくったんだね。
今さら実感した。

『そして、今までのゲームを総合して、私を一番楽しませてくださった方には、特別賞としてどんな願いも叶えましょう』

１位のチームの代表者と同じ待遇を受けるってことね……。

『それでは、楽しいゲームを期待しますよ』

＊∴＊∴＊∴＊
＊∴＊∴＊∴＊
なんか、この話のネタくれたリア友に問い詰めたら、とある少女漫画のパクリだったこと判明したんで書き直しました。

ご指摘ありがとうございました。
気付かずに進めるところでした……。

えっと、これでもう似てない？ のかな？
他にも何か思うことあれば何でも言ってください。

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