メカクシ団にオレオレ詐欺の電話が来た！

セト ページ39

プルルルルル プルルルルル

セト「もしもしっす」

詐欺「金」

セト「？」

詐欺「金貸せ」

セト「ああ、お金が欲しいならいいバイト紹介するっすよ」

詐欺「……いらねー」

セト「駅前のカフェとか結構稼げるっす。あ、あとあの最近できた……」

詐欺「誰が働くか！」

ガチャ

セト「働くのも案外楽しいっすけど」

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詐欺「俺はバイトなんてしねーよ。ニート……あ、いや、自宅警備という素晴らしい仕事をしてるんだ！」

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セト「シンタローさんもバイトしないっすか？」

シン「前マリーにも言ったがオレは自宅警備という素晴らしい仕事をしてる！ ただ家にいるだけで衣食住が手に入る、何よりも効率がよくて何よりも苦労しない楽しい仕事だぞ！！ バイトなんてするか！！」

セト「それそんな力説することっすかね……」

シン「当たり前だろ！ 働かなくていいならオレは何でもするぞ！」

セト「じゃあキドの代わりに家事……」

シン「家事だって仕事だろ」

セト「お金は貰えないっすよ」

シン「金貰えない仕事なんてするかよ」

セト「矛盾してると思うっすけど」

シン「なんでだよ」

セト「仕事したくないんすよね。でも、自宅警備も仕事っすよ。時給とか出ないし」

シン「………」

セト「え、あの、俺間違ってるっすか……」

シン「間違ってる！！」

セト「え、どこがっすか！」

シン「知るか！」

エネ→←キド

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