私のかわいいクロハ【カゲプロ】【クロハ】 (ページ16)

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happyend ページ16

首にふわっと赤色のマフラーを巻かれた

「さぁ、早くいけよ。クロハが蛇を抜きそうだぞ。...あ、ついでに俺たちの
子供か孫にでも挨拶しといてくれよ。」

「ちょ、シンタロー！それ、今言うことじゃないでしょ！」

「コレぐらいのほうが、緊張しねぇだろ」

私は、久しぶりのやりとりに笑ってしまった。

「ほら、出口は反対側だよ。後ろを向いてずっとまっすぐ行けば...
戻れるはず...。行ってらっしゃい。...A」

『...行ってきます！！』

私は走り出した。

＊＊＊＊＊＊

目が覚めたら、体中が熱かった。

クロハが目を見開いて、「...A？」
て、よんだ。

『アッハハ、ごめんねクロハ。私、クロハのこと何にも考えてなかったや。』

クロハに謝るが、何も返事がない。

『...クロハ？』

「もっと、俺のことを考えろ。」

そういって、抱きつかれた。

口調が戻っている。何か、心境の変化でもあったのだろうか？？

『...ごめんね。私、みんなにあってきたよ。...メカクシ団のみんな
...私ね。ちゃんと...前を向こうと思うの』

クロハは、何も言わず。ただ、抱きしめる力がつよくなる。

『今まで、ごめんね。クロハがクロハじゃなくなっちゃったね。
ずっと、依存しちゃった。...貴方に我慢させちゃった。

もう、我慢しなくていいから...。絶対に、一人にさせないからね』

私は、めいいっぱい笑ってみせた。

「...俺、Aと一緒に...出掛けたい」

『うん』

「...遊園地行って、」

『うん』

「水族館行って」

『うん』

「コイビトらしいことしたい。」

『うん、これからいっぱいしようね。』

だんだん、クロハの声が震えていることから泣いているのだろう。

「何年かたって、ここ昔と変わったねって...言い合いたい。」

『...うん。』

クロハは、流石に限界なのかもう何も喋らずにただ
頭を私の肩に押し付けている。

私は、ギュッとクロハを抱き返した。

愛しい貴方にむけて...

『愛してる。』

end.