happyend ページ15
首を切断した。そこまでは覚えている。
どこかわからないところを永遠と歩いている気分だ。
先には何もない。
...なんか、川が見えてきた。
メカクシ団の皆がいた。
『みんな!!』
「!!ッ...A?」
「え!ホントっすね!...クロハさんは?」
「ちょちょちょ、置いてきたとか無いよね〜?あんなに愛していたのに...」
「...辛かったの?」
「Aさん!まだ、こっちに来ちゃ駄目です!!
足、付いてるじゃないですか!!」
「はっ?まだ、生きてる状態でここに来たの?」
「...クロハが、待っているんじゃないか?」
「ちょっと、まだ早いんじゃない?...ここに来るのはさ。
もう何千年か待つつもりで皆、石積んでたんだけど...」
「うん。もうちょっとゆっくりで良かったんだよ?
僕たちは、ずっとここにいるからね?」
「そうですよ!Aさん!ヒビヤなんかより気を使えるんですから!
もうちょっと、クロハさんのこと、見たらどうですか?」
「A...皆、ここにいるから...ゆっくりで良いんだよ。
自分から...命を落とさないで」
みんな、口々に言う。
『でも、私...皆にあいたくて...』
「言っただろ。A...俺たちは逃げない。
クロハとAが来るまで...ここで待っててやる。
団員が全員揃うまでな」
「!!、つぼみがかっこいい!」
「ちょっと、アヤ姉...空気読んで」
「まぁ、とりあえずさ。Aちゃん!僕たちは案外
楽しくやってるからさ...クロハくんのところに行ってきなよ。」
『...................』
「私ね。Aちゃん。先に逝っちゃってごめんって...ずっと言いたくて...。
私、今のクロハの気持ち...なんとなく分かるだけなの。
一人ぼっちは寂しいから。...私は、セトが救ってくれたから
平凡な毎日を抜け出せたの。
Aちゃん、もう一回...クロハを...冴えるを救ってくれないかな?
...あの子の親は、おばあちゃんだけど...私は...あのこの女王様だから
責任はとっておきたいんだ...おねがい。」
私は、断れなかった...。
「もういっそ、子供とかつくったら?www
死ぬ意味なくなってくると思うけど?」
『...もう一回だけ、クロハを助けたい』
「!、その意気だよ!A!
ほら、...私はもう死んじゃったから...このマフラー...使わないの...
貸してあげるから、絶対に返してね!!」
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作者名:空飛ぶウニ | 作成日時:2023年11月16日 20時