【銀魂】銀魂を知らない少女が銀魂世界にトリップしたw パート1

ちょいおまけ 2 ページ34

少しおまけです。
(桂さんのターン)

〜〜〜

桂side


俺に異変を与えたのは、新入りの仲間の占いにあった。


〜・〜・〜・


桂｢何、占いだと？｣


新入りの仲間、末五郎(まつごろう)にそう聞き返す。
(※末五郎は今後本編に登場する予定はありません。多分)


末五郎｢えぇ、こう見えて占いが出来るんです。｣

桂｢ふむ…では、何か身近なものを占ってみろ。｣

末｢えっ？うーん……あ、

では占いましょう！貴方の運命を！｣


正直、あまり乗り気ではない。
…が、少しは興味があった。


桂｢…聞くだけ聞こう。｣

末｢…貴方の運命が、少し前…一昨日くらいから揺れ動いています。｣

桂｢揺れ動いている？｣

末｢運命の相手が…近くに現れたんです。

それは…ダークブラウンで肩甲骨辺りまでの髪、緑の瞳、すらっとした…19歳位の人…かなぁ？

とにかく、掴み取るかは桂さん次第です。｣


・〜・〜・〜

当初はくだらないと言い張って出てきてしまったが…どうにも引っかかる。

女性など気にしたことがなかったが。


と、考えながら歩いていたが、スッと横をすれ違った女性に違和感を感じた。

見ると、買い物袋を持った女性が下を向きながら歩いていた。

少し見て気が付いた。

彼女は赤に変わった信号を渡ろうとしている。


まだ間に合う、と思い引き止める。


桂｢お嬢さん危ない！｣


引き寄せると、体勢が崩れ、倒れ込む。

間一髪守ったその女に声を掛けた。
顔を上げた瞬間、驚いた。

末五郎が言っていた特徴と一致していた。

…いや、偶然だろう？こんなにも上手く行くわけがない。


エリザベスと合流した頃、またあの女が目に入った。また歩きスマホだ。

注意しようと駆け寄ったが、ピタリと止まり、しまって行った。


そして、団子屋に寄ろうとエリザベスと話し、
店の前まで来るとまたあの人だ。

成程、これが運命だな…。そう確信した。


そして、夜道を散歩していると、
乗り物ではない何かが走ってきていた。

あ、あの人は…。


つい足を止めて見ていると、
あちらは気が付いたのか足を遅めた。

そして顔色を変えると物凄い勢いでUターンした。


桂｢あっ…おい待ってくれ！｣

エリ『…？』


急いで彼女を追ったが姿を消した。

見ると、銀時の家の前まで来ていた。


桂｢あぁ…何で逃げてしまったんだ…。｣

エリ『桂さん…何を追って…？』

桂｢…運命の相手を掴み取ろうとしたんだがなぁ
…もう少しアタックが必要とみた。｣

第２９話 すれ違ってる感情→←第２８話 終わらない夜

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