27日目 ページ28
それから試合が進んでいった
「それでは、決勝戦を始めます!」
体育館中に響いた
それはもちろん
「洛山高校VS陽泉高校」
『よくここまでこれましたね』
「だが、満足はしてはいけないね」
「つまり、ここからが本番か…」
「わしたちの引退試合にふさわしい」
「そうだな、俺たちがこうやって集まって試合できるのも
もう…」
『…わたし このチームで良かったと思います!
だから、最後まで諦めたくないです!
まだ、終わりたくないです…』
「そうだな…」
「これからも頑張っていこう」
「よっしゃあ!勝ちにいくぞ!!!」
「TIP OFF」
最初のボールを取り損ねた…!
『キャプテン!』
「まかせとけ!」
全員で力を合わせて
そして 助け合う
不思議なんだ…
もう2度とできないと思っていたバスケが
こんなにも熱くて 楽しくて…
胸が高鳴ってる…
『これだから、やめらんないや』
あのときの感覚
まるで背中に翼が生えたような
足取りが軽くて…
「やっとできたね
君との1on1…」
今さら思い出した
そうだ、あの日の試合の終わりに
突然現れた赤い髪の少年
「君のプレイすごかった!
君の怪我が治ったらいっしょに
バスケしたい!!」
絶望しかなかったあの瞬間に希望をくれたんだ
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アンズ(プロフ) - モミアゲゴリラァ……wwwwww (2019年10月10日 22時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)
あきと(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2018年2月5日 0時) (レス) id: 9c1a570fc9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです(≧∀≦)続きが、すごく気になります(≧∀≦)これからも、頑張って下さい(≧∀≦) (2018年2月4日 23時) (レス) id: b8c4882623 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あきと | 作成日時:2018年2月4日 0時