スケベ柱とえち柱【不死川実弥】

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暗闇に響いた不死川さんの声。



先程まで拘束していた男の手が緩んだ隙を見て、不死川さんが私を回収して行く。




・




「何やってんだァ…」

「ま、待って！まだ明かりつけないで！！」

「つけるつけない以前にもう見ちまったァ」

「はぁ！？馬鹿！！スケベ！！」

「痛てェ！誰に助けられたと思って！！」





・





「それに、ボコボコにする相手はあっちだろォ」



重い和服はそのまま脱いで、不死川さんに持って来てもらっていた隊服へ着替える。



再度明かりがつくまでの僅かな時間、



男達は逃げようとしていた。





・





でも、そんな動きじゃ遅いよ。



鬼はもっと早いもの。



あの憎たらしい男をボコボコにしてやる。



それはもう気絶するまでに。




・




「不死川さん、そっちの親方ってやつは？」

「あァ、最後の仕上げだよォ」

「鬼相手じゃないので、勢いで殺さないでくださいね」

「分かってらァ！」




・




最後は、二人を縄で縛り警察へと突き出した。



これで任務は完了。





・




「不死川さん、ありがとうございました」

「さっさと帰るぞォ」

「小屋に荷物取りに行かないとですね！」

「それなら全部纏めて持って来たァ」



あ、ボコボコにしてやってる時は部屋の隅に置かれてたな…あの荷物。

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