【ハイキュー】えんきょりれんあい【宮侑】

さん ページ5

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『土曜日に3対3の試合するんですか？』



澤「あぁ、今日追い出した1年2人+田中チームとくる予定のある1年2人と俺で」



『それ、大丈夫なんですか……』




部活終わりに言われた3対3。
そんなところまで話がすすんでいたとは…。




菅「にしてもびっくりしたな〜！
二人共烏野にくるとは」



『影山くんと日向くんですか？
確か、去年の試合の……』




詳しくは知らないけど凄かったとは聞いた記憶がある。

どう凄かったかは聞いてないけど。




菅「ほら、Aはもう帰えんべ！
清水ももう帰ったし！」



周りを見ると真っ暗。
いくら春だからと言っても夜8時過ぎになれば暗い。





『それじゃあ…お先に失礼します』





これからどうなるんだろうな、と思いながら帰り道を歩く。

凄い物語になるとは今は1ミリも思ってはいないが。




✢




『はぁっ、疲れた』



家に帰り、ご飯を食べ、お風呂に入り、ベッドにダイブした。


担任は今年も長谷川先生だし、異名がついている天才セッターも来るし…



はぁ、寝よう。
今日は早めに寝て回避しよう。




と思って携帯を枕元に置いて寝ようとした時




「侑やでー侑やでー」




と着信音が鳴る。

……いや、着信音というか声だな。

いい加減この着信音じゃなくしたいんやけど。

そう思いながらも手にとって通話ボタンをタップする。




侑〈おぉー！今日は出るの早いな〜〉



『……寝たいんですけど』



侑〈眠たい声しとるAもかわええな〉




“なぁ、サムそう思わへん？
あ、駄目や！サムにAのかわいさ知られたらあかん！”


とか言って一人で何か言っている。
てか、治も一緒におるんかいな。



『あつむくん、寝させてくださいな』



少し甘えた声で言えば、



侑〈あぁ〜！だめや！そんな甘えた声耳元で言わんといて！！〉



と言って騒ぎ始める。



遠くから“ツムうっさいわ”と治の声も聞こえる。




侑〈はよGWならへんかな〜〉



『1月から会ってないもんな』




最後に会ったのが1月の春高。
侑達を応援しに行ったのが最後。




『でも、侑達合宿やろ？
私等も合宿あると思うから会えへんがじゃない？』




と言って眠かったから切った。




その後の侑は知らない。

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