58君のいない夢 ページ11
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「よく寝たですぅ」
大きなベッドから起き上がりぐぐっと背伸びするタママ。なんたって今日はAが西澤家に遊びにくる日だ。
商店街で食べ歩きをしようか。それとも綺麗な庭でお菓子を食べようか遊園地で遊ぼうか。とにかくタママは今日をを楽しみにしていた。
軽い足取りで朝食を食べに行く。ニコニコとご飯を食べているタママを見て桃華も微笑んだ
「タマちゃんってば、今日は楽しそうね」
「当然ですぅ！なんたって今日はAっちが遊びにくる日。ももっちも楽しみにしてたじゃないですか」
「え…？」
「もぅ、今日の約束忘れてたんですぅ？ももっちもうっかりさん…」
タママの一言を遮るかのようにポールが言った。
「タママ殿。そのA殿とやらが来る話は今初めて聞いたのですが」
「タマちゃん、その…Aさんって方はタマちゃんのお友達？」
ピタリと時間が止まったように感じた。二人は確かにAを初めて聞いた口ぶりをした。
何かの敵性宇宙人の仕業？それとも二人が記憶を失っただけ？ドクンドクンと鳴る鼓動を感じながら考えていた。
(そうだ、軍曹さんたちに直接…！)「な、なんでもないですぅ。僕の勘違いだっただけみたいですぅ」
話を誤魔化し、フライングボードに乗り日向家へと向かった。
通い慣れたケロロの自室には小隊のメンバーがいた。
「軍曹さん！」
扉をバンッと勢いよく開けるとケロロの肩が一瞬跳ねた。
「どうした、慌てて」
「伍長さん大変なんですぅ！」
「て、敵襲でありますか！？」
「モモッチたちがAっちの事を忘れてしまったんですぅ！」
「げろっ！？なんですとぉ！」
良かった軍曹さんは覚えてた＿＿
「ってそのA殿ってどちら様？」
再び時が止まったように感じた。
「うぅ、ケロロ君たち僕をのけ者にして新しい友達作ってたの〜？」
「いや、ドロロ。Aというやつは今初めて聞いた名だ」
「ってゆーか、不知案内？」
ケロロたちも覚えていないとは、これは一体どういう事なのか。
ならば、A本人の元に行けばいい。
タママはケロロの腕を強く握りAの元へ向かった。他の小隊のメンバーの言葉は耳に入らなかった。
日向家の扉を開け、隣の家まで走ると勢いよくインターフォンを押した。
「げろっ、なんでありますか。何？ピンポンダッシュね？」
「違うですぅ！ここにAっちが住んでるんですぅ！」
Aの家の前で話していれば、声をかけられた
「あれ、タママ…？」
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ひなのすけ(プロフ) - まじこの作品大好きです、、！！更新してくれるのを待ってます (4月11日 22時) (
レス) id: 77329d1be9 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん(プロフ) - めちゃくちゃ好みでした…!!続きが楽しみです!!更新応援してます頑張って下さい (2月12日 0時) (レス) id: 418de6f4d8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 久々の更新…！！この作品とても好きで何回も読み返していたので嬉しいです！これからも応援してます！ (11月5日 23時) (レス) @page13 id: e79f57715d (このIDを非表示/違反報告)
ザイカ(プロフ) - 久しぶりに覗いたら更新されてる！？すっごく面白い作品だったので嬉しいです…！！更新頑張って下さい、応援してます！！ (11月3日 7時) (レス) id: b13d8f98c9 (このIDを非表示/違反報告)
ミ(プロフ) - sakuyo1122さん» 大変長らくお待たせいたしました！！これからもよろしくお願いします！ (11月2日 18時) (レス) id: 3d8ae40efe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミ | 作成日時：2021年3月27日 0時
