49半身機械のアサシン ページ2
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「………」
「………」
テーブルの上に置かれた茶に手をつけることなくお互い沈黙のまま30分ほどが経過した。
Aの向かい側に座るは半身機械の体を持つゾルル兵長
ことの始まりはゾルルがドロロを狙い単独で日向家に乗り込んだ。しかし、乗り込んだものの、庭で猫1匹がのびのびとしているだけで人の気配がない。気配を探ってみても奥東京にはない。
果たしてどこへ行ったのだろうかと日向家の前で考えてると
「あっ、ガルル君のところの」
声をかけられ真っ先に切りかかるものの、あっさりと避けられ挙句の果てに、切りかかった相手に両手で持ち上げられてしまった。
抵抗してみようと思ったが、いかんせん己の体を持ち上げたペコポン人はガルル小隊…いや、ケロン人の脅威になりかねない人間。成功はできないだろうと、別の方法で探すことにした。
油断をさせ隙ができたところをひと刺しか都合のいいように利用する。その作戦を考え、あえて大人しくし、Aに家まで連れてこられたわけだが
「………」
ゾルル自身会話はあまり得意ではないし、暗闇の中から仕留めることを中心としていたためか油断をさせる演技一つできないのである。このままではいけないと思っているらしく何でもいいから質問をしろと自身に命令をするがなかなかいかない。
うまくいかないのは実力派のペコポン人(ゾルルがそう思っているだけ)を目の前に何かしらの圧を感じているのか
一方でAの方も普段の来客(ケロン人)に行う感覚で家に連れてきてしまったが、相手は名前も知らなければ関わりもそこまでもない、顔見知程度の相手で尚且つアサシンで無口である。話を切り出そうとしたが少しやりづらいのであった。
「えーっと…私の名前はA、君は？」
「貴様に名乗る名はなイ」
油断させる作戦だったはずがついいつもの癖が出てしまったと、ゾルルはハッとしたがもう既に遅し。
目の前の女は怒るのだろうかと目をやれば変わらず
「それだと、話しづらいんだけどなぁ…」
名乗りたくないなら仕方ないかと言いながら話を始めた
「この間はトロロ君が来たんだけど、ガルル君たちって地球に来てたりするの？」
「いや…」
トロロが以前無断で外出をしたことで少し騒ぎになりご機嫌で帰ってきたのが、まさかペコポンに来ていたのか…！
ケロロ小隊の通信参謀ほどではないが癖があり打ち解けるのは難しいトロロを手懐けるとは油断ならんとゾルルは思ったのであった。
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ひなのすけ(プロフ) - まじこの作品大好きです、、！！更新してくれるのを待ってます (4月11日 22時) (
レス) id: 77329d1be9 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん(プロフ) - めちゃくちゃ好みでした…!!続きが楽しみです!!更新応援してます頑張って下さい (2月12日 0時) (レス) id: 418de6f4d8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 久々の更新…！！この作品とても好きで何回も読み返していたので嬉しいです！これからも応援してます！ (11月5日 23時) (レス) @page13 id: e79f57715d (このIDを非表示/違反報告)
ザイカ(プロフ) - 久しぶりに覗いたら更新されてる！？すっごく面白い作品だったので嬉しいです…！！更新頑張って下さい、応援してます！！ (11月3日 7時) (レス) id: b13d8f98c9 (このIDを非表示/違反報告)
ミ(プロフ) - sakuyo1122さん» 大変長らくお待たせいたしました！！これからもよろしくお願いします！ (11月2日 18時) (レス) id: 3d8ae40efe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミ | 作成日時：2021年3月27日 0時
