第13話 ページ16
｢落ち着きましたかー｣
差し出されたハンカチで涙をふく
｢ありがとう･･･ございます･･･｣
泣いている間ずっと傍にいてくれた
暗殺者って怖いイメージだったけど
案外いい人なのかもしれない･･･
｢目も顔も真っ赤で面白いですー｣
前言撤回、やはり嫌な人だ
｢顔も今までにないくらいに丸いですー｣
｢丸いって･･･｣
僅かに顔を逸らしながら呟く
｢何かご不満ですかー？｣
｢いえ、別に･･･｣
｢とりあえず、ミーの第一目標達成ですー｣
｢目標･･･｣
｢こっちの話ですーさて、次は･･･｣
また、泣けなんて変な命令でも出されるのだろうか
｢ミーとゲームしましょうー｣
｢ゲーム･･･ですか･･･？｣
｢ゲームですーやりますかー？｣
詳しい内容が聞きたかったが聞いたら
後には引けないような気がしてただ黙っていた
｢じゃあ、スタートですー｣
｢え、強制ですか？｣
｢強制ですー減点1ですー｣
｢減点って･･･｣
その後も減点を重ねながら内容を聞いてみると
ゲームとはこういうことだった
私が敬語を使う度に減点され
減点が10点溜まると衣服を替えていく、
そういうゲームだった
3日経った今、私の状態は
膝上丈のスカート、フリルのエプロン
胸元にリボンの付いたブラウス
黒いレースのニーハイソックス、ローファー
フリルの入ったアームカバーにチョーカー
全体的に黒と白で統一されていて
欲にいう萌メイド、といったところだろうか
そしてたった今猫耳のカチューシャを
付けさせられた所だった･･･
ラッキーアイテム
オカマ
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闇月 - とても面白かったです！更新頑張ってください！！ (2014年7月21日 12時) (
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作者名：あんぶー | 作成日時：2013年5月18日 20時
