第5章 ページ6
主人公side
今日は、幹部の人達がそわそわしていた。
どうかしましたか?と、尋ねてみても
なんでも無い!と、誤魔化される。
だけど、俺は知っている。新選組が隠している事を。
そもそも俺は、あの紛い物を消し去る為に新選組に入ったんだ。
それくらいの事は、知っていなくてはならない。
…そして、ーー様の依頼も果たさなければならない…。
*
*
話は変わるが、今日は非番になっていた。
やる事も無く暇だった為、屯所内を探るついでに見て回っていた。
すると、何やら難しい顔をしている千鶴様が居た。
声を掛けて、少しからかうと顔を真っ赤にさせた。
『ふふふ…』
こんなのでは、男装して居ても女だと分かってしまう。
そして一言、可愛い。と伝えるとまたもや赤くなってしまった。
個人的には、もう少しからかいたかったが、本題に入った。
どうかしたのか。と、尋ねると先程あったという出来事を話してくれた。
雪「…やっぱり、まだ私は信用されていないのでしょうか…。」
そう、悲しそうな顔で話してくれた。
…千鶴様に、こんな顔をさせるなんて…!…ぶっ殺そうか!?←
……あぶない…キャラが……。
『いえ、そんな事は無いと思いますよ。
…言う必要がないから、言っていない。と言う事もありますからね。
…第一、俺も何の事だか知らされていませんし…。』
雪「…そうですかね…?」
『はい。…だから、安心してください。』
あんな紛い物の存在なんか…
『貴女は、知らなくて良いんです。…千鶴様。』
そう、千鶴様の背に呟いた。
その声は、だれにも聞かれる事無く空に吸い込まれて消えていった。
・・
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青椿(プロフ) - 400hitありがとうございます! (2017年12月30日 21時) (レス) id: 3c821da097 (このIDを非表示/違反報告)
青椿(プロフ) - 300hitありがとうございます! (2017年10月29日 23時) (レス) id: 3c821da097 (このIDを非表示/違反報告)
青椿(プロフ) - 200hitありがとうございます! (2017年9月15日 12時) (レス) id: 3c821da097 (このIDを非表示/違反報告)
青椿(プロフ) - 100hitありがとうございます! (2017年8月27日 1時) (レス) id: 3c821da097 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青椿 | 作成日時:2017年6月15日 22時