episode.2 ページ5
ベリアンside
貴族様の対応に手間取っていると、ユキが現れました
勿論グロバナー家に雇われている事は知っていましたが…
ユキが護衛団の総団長になっているだなんて、知りませんでしたよ…
久しぶりに、愛しい妻の顔を見れるのは嬉しい事です。
ですが、あまりグロバナー家との関わりを持ってほしくないですね。
…ユキやユウリを危険な目には遭わせたくない。
これ以上、˝孤独˝を感じるのは…
そんな事を一人で考えていると
ユキ「申し訳御座いません貴族様。当主の命により、今日から˝悪魔執事˝として雇われる事になりまして…なので私は総団長ではなく、総団長代理です。よければ、総団長をお連れ致しましょうか?」
ユキが、悪魔執事に…?
ふと隣にいる主様を見ると、目が輝いていました。
それはもう恐ろしい程に←
…いくら主様でもユキは譲れませんよ?
「な、何だと!貴族の命を聞けないと言うのか!」
ユキ「…一つ言わせて戴きますが、こちらのご無礼の事もありますが、他の貴族様たちも迷惑がられております。これ以上騒ぎを起こされると言うのであれば、即行にご退場願います」
「貴様!いい加減にしろ!これ以上ワシを怒らせれば、どうなるか分かっているんだろうな!?」
ユキ「…˝
ユキがそう言うと、貴族の男性は立ち上がり、扉の方へ向かって行く
ふふっ、流石ユキですね…
「「「!?」」」
「なっ!?身体が勝手に…!貴様!何をした!」
ユキ「貴方様にお教えする義理は御座いません。さようなら」
「き、貴様!覚えていろ!」
そう言って、貴族の男性は去って行った。
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ユノン - 次の更新が来るのを楽しみにしてます! (2022年9月8日 17時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五条彩嶺 | 作成日時:2022年9月8日 12時