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game-6 ページ8

「…私は、天月くんと話した後から一歩も外に出てない。疲れたし、すぐ寝たよ。」
そ「…俺も、すぐ寝た。」
う「俺も、かな。」
l「僕も。」
9「…わしも。」
天「僕も寝ちゃったかな。やっぱり大半の人が寝た…よね。」


昨日は突然のことでみんな疲れてただろうし、すぐ寝た人が多かったみたい。
あとは…志麻くんとさかたんとセンラくん?


セ「センラは志麻くんの部屋行ってましたよ。ね?」
志「おう。話ししてて、いつのまにか寝てたよな。」
天「そっか…。じゃ、坂田は?」


みんなの視線がさかたんに向く。
が、なんだかさかたんの様子がおかしかった。
下を向いて、カタカタと震え、汗をかいて。
まるで何かに怯えるような。


「さかたん…?」
坂「き、昨日、僕、まふといた…。」
そ「いつまで?」
坂「結構、暗くなるまで…。『帰る』ってまふが言って、止めたんだけど…。」
そ「ほんとに?」
坂「ほ、ほんと!まふが部屋出るの見送ったもん!」


そらるさんがさかたんに詰め寄る。
さかたんは顔を上げて必死に説明する。
でも、それを聞いてるそらるさんの顔は信じられないほど冷たかった。


そ「まふが最後にいたのは坂田。…ってことは決まりじゃない?」
坂「違っ…僕じゃない!僕は人狼じゃないよ!!」
う「そらるさんそれは酷くないですか?まだ坂田って断定するのは早いですよ。」


そらるさんとうらたさんの間に不穏な空気が流れる。
もともとちょっと合わないところあったし、疑心暗鬼なこの状況で悪化したんだろう。


「そらるさん…まふくんが死んで、悔しいのはわかりますけど…一旦落ち着きましょう?うらたくんも…。」
そ「…っ、ごめっ…。」
う「…悪ぃ。」
天「えーっと、占い師さん、人狼わかったりした?」
坂「あ、昨日まふ、『僕が占い師』って…。」
志「まじかよ…!?じゃあ占い師が死んだってことかよ…。」
セ「…大分、絶望的になってきましたね…。」


会議は振り出しに戻り、その上占い師がいなくなったことも判明し、みんなの士気は下がる。
これはちょっと、本格的にやばいかもしれない。

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かん。(プロフ) - ゆうりさん» ありがとうございます!楽しんで頂けて幸いです。 (2018年9月12日 18時) (レス) id: 9a100b43ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり - おもしろかったです。 (2018年9月12日 15時) (レス) id: 236e99895d (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 千冬さん» コメントありがとうございます。細かい感想でとても嬉しかったです! (2017年12月29日 13時) (レス) id: cd9f88499d (このIDを非表示/違反報告)
千冬(プロフ) - はじめまして。人狼ゲームが好きで検索をしたところ、この作品を見つけました。一人一人の感情が細かく伝わってきてとても面白かったです。長文失礼しました。 (2017年12月29日 12時) (レス) id: 524936adfc (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 名無しさん» ご意見ありがとうございます。変えさせていただきました。 (2017年12月10日 16時) (レス) id: cd9f88499d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かん。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kaecchi0632/  
作成日時:2017年11月19日 14時

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