続・思えば思わるる？いいや逆だひっくり返せ！

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街を適当に歩いて
一番最初に目に入った店の暖簾を潜った






お互い行ったことのない店だった








でも普通に凄く美味しかったから
ラーメンを選んだのは間違いじゃない








帰りにカフェにも寄ってコーヒーを2人で頼んだ









貴「ラーメンで正解でしたね」






東「あぁ


初めて入った店だが悪くなかった」






貴「あれは通いたくなります


また行きますか？」





東「いいな




東京での楽しみがまたひとつ増える」





貴「それはよかったです」






小一時間話して帰ることにした









東「高専まで歩くか？」









歩いて30分くらいかな？






タクシーを使うほどの距離じゃない









貴「せっかくだし歩きましょう



夜は涼しいので」









頬を撫でる風は程よく冷たくて
上がった体温を下げてくれる









徐に握られた右手








緩く指を絡めるとお互いの頬が緩んだ









10センチも変わらない背丈のお陰で
手を繋いでも歩きづらくなることはなかった









貴「寄り道してもいいですか？」







東「いいぞ


コンビニか？」









貴「もっといい所です」









東「？」

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