続・思えば思わるる？いいや逆だひっくり返せ！

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ハンカチを渡し
葵さんの肩についた葉を落とした









貴「スマホは大丈夫そうですか？」




東「再起動したら直ったな





結果メッセージを無視することになった









すまない」







スマホを握りしめたまま

葵さんはポツリと呟いた






その横顔はしょんぼりしているように見える







貴「でも葵さんは無視してないじゃないですか




謝らないでください」








東「既読から返信までが速い習慣があると
すぐに返信がこなかったとき不安になるだろう？






オレはそれを気にしている」








もはや乙女の目線







ネットの恋愛の記事とかを
見ているのかなっていうレベル







貴「まぁ…少し気にはなりましたけど、








葵さんのことだし

何か事情があるんだと思ってました」







東「…ハニーは


本当に優しいな」






貴「その言葉そのままお返しします」







東「オレか？



オレは別に」





貴「私のことを考えて走ってきたんですよね？








優しさ以外の何でもないです








さ
行きましょう






何か食べたいものありますか？」







これ以上言うと話が長くなる気がしたため
話題を切り替え






立ち話を終わらせるべく歩き出した








東「…そうだな






ハニーは何か食べたいものはあるか？」






貴「ラーメンにしませんか？








好きですよね
葵さん」








東「オレの好きなものじゃなくて」





貴「葵さんと食べるラーメンが好きなんです」









嘘じゃない








美味しいもん

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