続・思えば思わるる？いいや逆だひっくり返せ！

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結局(4人の計らいで)予定より早く終わった









終わりました、とメッセージを送ること数分







貴「あれ、返信こないや




忙しかったかな？」








既読がついて1分半








今まで既読スルーされた経験はない






貴「…」





私が何か言えば必ず言葉が返ってくるのにな









まぁいっか




待ってれば来るだろうし









坂道を下りながら下町の景色を見ていた









暇だ、と何も考えずにいると


周囲からバキバキ、と
植物がなぎ倒される音がした






貴「！！」





とっさに身構えて様子を見る









呪霊？





まさか







高専のなかにいるわけない








じゃあ








東「ハニー！！」




貴「え、あ…




葵さんでしたか」









樹木を突き破ってきたのは彼だった








えーと




…なんで？









東「すまない！








スマホがフリーズして返信出来なかったうえに
間違えて反対の門に行ってしまった！






待ったか？！」







なんでそんなに急いで…






あ







貴「…大丈夫ですよ




返信が遅いくらいで怒りませんし
そんなに焦らないでください








何もなくてよかったです









反対から直進して来たんですね」









東「待たされたのにその気遣い！」

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