｢出ていけ｣って言ったら本当に出ていった【五条悟】

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Aside




『えーっと、お久しぶりです...？ていうかなんでこんな所に....』




こんな所にいるんですか、と言い終わる前に
悟様は急に私の方に近づいてきて信じられない行為をした。




『え！？悟様！？な、何ですか！！？』



何を思ったのか、私に抱きついてきたのだ。


頭を打っておかしくなってしまったのですかと言いつつ悟様をひっぺがそうとしたが、力が強すぎて引き剥がせない。



『おやめください！どうしてしまったのですか？』



五｢そりゃあこっちのセリフだよ馬鹿かよ！！｣



『ご、ごめんなさい！』



なんて、2人で大声出してぎゃーぎゃー騒いでいるとミホさんが慌ただしくやってきた。


ミ｢こんなところで電気も付けずに何やっているんですか....｣



『ち、違います。これは悟様がおかしく....』


五｢全部てめぇのせいだろ！｣



何故か全責任を擦り付けられた私はミホさんに帰る時間は考えなさいと少し怒られ、荷解きをするため自分の寝床へ向かった。




そして今この時一つだけおかしな点がある。


私の右手と悟様の左手が繋がっているという事だ。



なぜ離してくれないんですかと聞くと
お前また消えるから無理と言われた。



私は今から殺されるのでしょうか。

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